マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
38,225.66
+322.37
暗号資産
FISCO BTC Index
5/3 12:05:42
9,150,658
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

世界景気の減速懸念からリスク回避の動きが強まる【クロージング】

2022/7/12 16:07 FISCO
*16:07JST 世界景気の減速懸念からリスク回避の動きが強まる【クロージング】 12日の日経平均は4営業日ぶりに大幅反落。475.64円安の26336.66円(出来高概算10億6000万株)で取引を終えた。中国での新型コロナウイルスの感染再拡大による一部地域の行動制限などを背景にした世界景気の減速懸念が高まった。また、米大統領報道官が13日に発表される6月の米消費者物価指数(CPI)について、ガソリンと食品を含む全体の数字が「非常に高い」水準になるとの見通しを明らかにしたことも重荷となった。米株先物安や中国や香港などアジア市場安も加わり、日経平均は後場中盤には一時26278.28円まで下押しした。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600を超え、全体の9割近くを占めた。セクターでは、水産農林を除く32業種が下落し、機械、ガラス土石、電気機器、非鉄金属、金属製品などの下落が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、コナミG<9766>、花王<4452>、任天堂<7974>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>が軟調だった。 中国でのオミクロン株「BA.5」による感染が確認されたことで、大規模なロックダウンへの懸念のほか、ロシアからドイツに天然ガスを送る主要パイプライン「ノルドストリーム1」が7月11日から10日間、定期保守点検に入り、点検終了後も停止したままになるとの警戒も高まっているようだ。世界の景気敏感株とみられている日本市場にはリスクオフの動きが強まるなか、米国市場でアリババ株が急落したため、出資しているソフトバンクGが値を消したことも地合いを悪化させる要因になったとみられる。 中国での新型コロナ感染再拡大、行動規制への不安感、欧州景気の先行き不透明感など内憂外患の状況に変化はない。また、テクニカル的には、6月20日の直近安値(25520円)や7月1日の安値(25841円)を結んだ下値支持線である26200円水準まで調整しており、この水準からのリバウンドを見せられないとトレンドが悪化するため、踏ん張りを見せておきたい水準である。 《FA》
関連銘柄 8件
4452 東証プライム
6,543
5/2 15:00
-49(%)
時価総額 3,107,925百万円
トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
6762 東証プライム
6,943
5/2 15:00
-218(%)
時価総額 2,699,244百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7974 東証プライム
7,575
5/2 15:00
-62(%)
時価総額 9,837,577百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9766 東証プライム
9,345
5/2 15:00
-101(%)
時価総額 1,341,008百万円
ゲームソフトが柱。スポーツクラブ兼営。遊技機やカジノ機の製造・販売も。24.3期3Q累計は主力ゲーム作品が想定以上に好調。遊技機、カジノ機、スポーツクラブも伸びて二桁増収・大幅増益に。通期計画を上方修正。 記:2024/03/10
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10