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米株先物高を手掛かりに上昇も短期筋の買い戻しが主体との見方【クロージング】

2022/7/7 16:26 FISCO
*16:26JST 米株先物高を手掛かりに上昇も短期筋の買い戻しが主体との見方【クロージング】 7日の日経平均は大幅に反発。382.88円高の26490.53円(出来高概算12億7000万株)で取引を終えた。前日の米国市場では、6月のISM非製造業景況指数と5月のJOLT求人数が市場予想ほど悪化しなかったほかWTI原油先物価格の下落が続き、インフレ懸念が後退していることがプラス要因になり、主要株価指数が上昇。東京市場も主力株中心に値を上げる銘柄が目立った。午後に入ると、時間外取引の米株先物が堅調に推移していたほか、225先物には仕掛け的な買いや現物市場では半導体関連株に買いが入ったことで、一時26533.65円まで上げ幅を広げた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクターでは、ゴム製品、電気機器、輸送用機器、食料品、繊維製品など26業種が上昇。一方、石油石炭、空運、海運、陸運など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、KDDI<9433>が堅調だった半面、コナミG<9766>、ファーストリテ<9983>、バンナムHD<7832>、エムスリー<2413>、京成<9009>が軟化した。 輸出関連や電子部品などハイテク関連株中心に買いが先行したが、上場投資信託(ETF)の分配金捻出のための換金売りが警戒され、その後は伸び悩む場面もあった。しかし、前引け後に「日銀が金融緩和政策を堅持する方針」と海外メディアが伝えたことで、株価指数先物に買い戻しの動きが強まった。また、「中国のスマートフォン大手、小米集団が同国内の半導体メーカーに出資した」と伝わったことも加わり、目先筋による国内半導体関連株買いも入り、日経平均の上げ幅一時400円を超えた。 ただ、「ヘッジファンドなどの短期筋の買い戻しが主体」との指摘が多く聞かれたほか、ETFの分配金捻出目的の売りが控えており、積極的に上値を買い上がる雰囲気になっていない。また、新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、経済活動の正常化への期待後退も相場の重しになる。週末には米雇用統計の発表が予定されているうえ、今後は日米企業決算の発表も始まるだけに、「慌てて新たなポジション組む投資家も少なそう」との指摘も聞かれる。 《FA》
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2413 東証プライム
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医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
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時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
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時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
3,142
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時価総額 2,073,720百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9009 東証プライム
3,839
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時価総額 661,886百万円
東京都心と成田国際空港を結ぶスカイライナーなどを運行する大手私鉄。1909年創業。流通業や不動産業、ホテル運営等も。オリエンタルランドの大株主。今期は運輸業における成田空港輸送の増加などを見込む。 記:2024/06/04
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9766 東証プライム
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+375(%)
時価総額 2,105,863百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
49,020
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時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25