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世界景気の悪化懸念からリスク回避の動きも26000円での底堅さ見られる【クロージング】

2022/7/6 16:02 FISCO
*16:02JST 世界景気の悪化懸念からリスク回避の動きも26000円での底堅さ見られる【クロージング】 6日の日経平均は3日ぶりに反落。315.82円安の26107.65円(出来高概算13億8000万株)で取引を終えた。欧米景気の後退、中国主要都市の再ロックダウン懸念などを受け、世界的な景気悪化への警戒感からリスク回避の動きが先行。ただし、前場終盤にかけて一時26051.19円まで下押したものの、節目の26000円接近では押し目を拾う動きが出たほか、今夜予定される米経済指標の結果を受けた米国市場の動向を見極めたいとの見方から、売り一巡後は日中安値圏ではあるものの、26100円近辺での底堅さは見られていた。 東証プライムの騰落銘柄は値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクターでは、医薬品、精密機器、海運など6業種が上昇。一方、鉱業、石油石炭、保険、非鉄金属、電気ガスなど26業種が下落、ゴム製品は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、エムスリー<2413>、エーザイ<4523>、キッコーマン<2801>、中外薬<4519>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、トヨタ<7203>が軟調だった。 ノルウェーの海上石油労働者が賃上げを求めてストライキを実施したことで、欧州では天然ガス価格が急騰し、欧州景気悪化が警戒されているほか、米政府がオランダ政府に対して、オランダの半導体製造装置メーカーのASMLが中国に販売するのを禁止するよう求めているため、米中関係が改善しないことも警戒された。また、中国・上海では、新型コロナウイルスの感染再燃阻止を目的に、3日間で市街地の全住民を対象にした一斉PCR検査を実施すると発表。これがロックダウンにつながるのではないかとの不安感につながり、世界景気の悪化に対する懸念が相場の雰囲気を悪化させた。東京市場では、景気敏感株などを中心に幅広い銘柄が売られた。 米国では6日、6月のISM非製造業景況指数や米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の発表が予定されている。FOMCの議事要旨では、次回7月のFOMCやその後の利上げペースを織り込む上で、その内容に注目が集まるだろう。また、ISM非製造業景況指数で、景気減速を示す傾向になれば、米国のリセッションに対する懸念が一段と広がり、リスク回避の動きが強まる可能性がある。これら経済指標などを受けた米国市場の動向が重要になってこよう。 《FA》
関連銘柄 9件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
2801 東証プライム
1,678.5
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25