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新興市場見通し:1カ月ぶりの金利低水準、幕間つなぎで新興株にスポットライト?IPOは1社

2022/7/2 14:17 FISCO
*14:17JST 新興市場見通し:1カ月ぶりの金利低水準、幕間つなぎで新興株にスポットライト?IPOは1社 ■リスクオフムードに抗えず失速 今週の新興市場は世界的なリスクオフムードに抗えず、週後半に大きく売られ、週間でも下落となった。米国で消費者関連の指標が軒並み悪化し、景気後退懸念が一段と強まるなか、リスク回避の動きが加速。金利が大幅に低下するなかではあったが、リスク資産を縮小する動きが優勢で、週末にかけて売りが加速した。なお、週間の騰落率は、日経平均が-2.10%であったのに対して、マザーズ指数が-3.78%、東証グロース市場指数は-3.36%だった。 個別では、ビジョナル<4194>が-7.7%、フリー<4478>が-8.9%、ウェルスナビ<7342>が-10.1%、ANYCOLOR<5032>が-16.4%、セルソース<4880>が-13.6%と主力株は全般大きく下落。一方、JTOWER<4485>は+3.2%、Appier Group<4180>は+5.3%と上昇した。売買代金上位にはこの週のIPO(新規株式公開)銘柄が並んだが、それらを抑えてトップとなったのがENECHANGE<4169>。信用取引の規制強化など悪材料もあったが、規制が臨時措置として更に強化された週末を除いて上値追いが続いた。電気自動車(EV)充電サービスに関するリリースが一段と人気に拍車をかけた。IPOラッシュになったことで、ANYCOLORやトリプルアイズ<5026>など直近IPO群からは資金が抜け、厳しい下げとなった。 ■引き続きリスク回避の動きが重荷も、相対感から堅調か 来週の新興市場は週前半を中心に堅調か。世界的にリスク回避ムードが強まるなか、債券を除けばほぼ全部売りのような様相となっている。暗号資産ビットコインが再び2万ドルを割り込むなどリスク資産の持ち高を縮小する動きに止まる気配が見られない。一方、今週末の米国市場では10年債利回りが2.89%と1カ月ぶりの水準まで大幅に低下。金利の低下は株価バリュエーションの高い新興株には支援要因となる。為替の円安進行に一服感が見られつつあり、景気後退懸念も強まるなか、景気敏感株など東証プライム市場の大型株を手控えるムードが強まれば、新興株に相対的な形でスポットライトが当たる展開も想定されよう。ただ、週末には米6月雇用統計の発表が控えており、息の長い買いは期待できない。資金の逃げ足は速いと考えられ、小まめな利益確定が肝要となろう。6日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(6月14~15日開催分)の公表もあるが、突如として0.75ptの利上げに踏み切った経緯を踏まえれば、議事録が新たにサプライズになることはないと考える。 個別では、次のIPOが週末8日のINTLOOP<9556>というスケジュール感のなか、全体的にやや手掛かり材料難で、イーディーピー<7794>、マイクロ波化学<9227>、サンウェルズ<9229>、M&A総合研究所<9552>など業績好調で初値形成後も値動きがしっかりな直近IPOで物色が活発化しそうだ。また、今週、全体が軟調な中でも週間で上昇したJTOWERやAppier Groupは業績も良好でユニークな事業内容からなお再評価余地がありそうだ。 今週は新たに日本ビジネスシステムズ<5036>、クラシコム<7110>の新規上場が承認された。来週は週末8日に、プロフェッショナル人材の活用などにより企業の課題解決を支援するINTLOOPが東証グロース市場に新規上場予定だ。 《FA》
関連銘柄 14件
4169 東証グロース
429
4/26 15:00
-25(%)
時価総額 14,906百万円
電気ガス会社の比較・切替サイトを運営。EV充電器導入支援や電力管理サービスなども。24.12期はEV充電器導入支援の拡大を想定。比較・切替サイトの売上回復も続く見込み。5割増収を計画。利益計画は非開示に。 記:2024/03/12
1,312
4/26 15:00
+8(%)
時価総額 133,063百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4194 東証プライム
7,320
4/26 15:00
-400(%)
時価総額 281,022百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
4478 東証グロース
2,755
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 156,696百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4485 東証グロース
3,330
4/26 15:00
+25(%)
時価総額 85,454百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4880 東証プライム
1,522
4/26 15:00
+5(%)
時価総額 28,439百万円
再生医療が柱のバイオベンチャー。変形性膝関節症治療向け脂肪・血液由来の組織・細胞加工受託サービスが主力。エクソソーム製剤の事業化にも注力。化粧品原料や卵子凍結保管受託サービスを強化育成。1Qは増収確保。 記:2024/03/29
5026 東証グロース
1,472
4/26 15:00
+300(%)
時価総額 10,229百万円
画像認識プラットフォームによるソリューション、DXソリューションを提供。エンジニア派遣や新卒研修等も行う。アルコール検知義務化による特需等で、AIソリューション事業は売上堅調。24.8期1Qは大幅増収。 記:2024/01/27
5032 東証プライム
2,185
4/26 15:00
+16(%)
時価総額 136,171百万円
VTuberグループ「にじさんじ」の運営とそれに付随する物販などを展開。英語圏におけるVTuberビジネス等も。ANYCOLOR IDは110万ID超。VTuber数は増加。24.4期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/28
7342 東証グロース
1,479
4/26 15:00
+27(%)
時価総額 86,865百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を運営。20~50代の勤労世代が主要顧客。預かり資産1兆1000億円を突破。運用者数の増加や入金好調で、23.12期実績は増収・大幅営業増益。 記:2024/03/23
7794 東証グロース
1,100
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 14,435百万円
人工ダイヤモンド宝石(LGD)製造用種結晶が主要製品。ダイヤモンドの人工合成技術に強み。半導体向け単結晶基板や光学部品用素材なども事業領域。量子デバイス開発用ダイヤモンド単結晶基板を投入。3Q累計は一服。 記:2024/03/31
9227 東証グロース
994
4/26 15:00
+4(%)
時価総額 15,108百万円
電子レンジにも使われるマイクロ波を活用した独自の製造技術を化学業界に提供。24.3期上期は足踏み。ただ共同開発の完了時期が下期に集中予定。契約済ベースの進捗率も良好。二桁最終増益を見込む通期計画は変えず。 記:2024/01/17
9229 東証グロース
2,273
4/26 15:00
+44(%)
時価総額 80,055百万円
パーキンソン病専門介護施設「PDハウス」を運営。認知症対応型グループホームやデイサービス等も。PDハウス平和が丘などを新規開設。既存施設平均稼働率は96%。採用は順調。24.3期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/04/14
9552 東証プライム
4,905
4/26 15:00
-30(%)
時価総額 282,803百万円
独立系のM&A仲介企業。完全成功報酬制の料金体系などで優位性。譲渡企業の業種は建設業や情報通信業、製造業が多い。成約件数は66件と大幅に増加。大型案件の寄与で成約単価は上昇。24.9期1Qは業績堅調。 記:2024/02/10
9556 東証グロース
2,705
4/26 15:00
-5(%)
時価総額 12,443百万円
フリーランス向け案件紹介サイトを運営。製造業向けコンサルも。24.7期1Qは前期採用人材の育成に時間を要した影響で利益足踏み。昨年9月に買収したシステム開発会社は2Qから上乗せ。通期では最高業績を見込む。 記:2024/02/08