マーケット
4/26 15:00
37,934.76
+306.28
38,085.80
-375.12
暗号資産
FISCO BTC Index
4/26 15:21:31
10,040,823
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

世界景気の減速警戒から半導体関連などを中心に売りが優勢【クロージング】

2022/6/30 15:58 FISCO
*15:58JST 世界景気の減速警戒から半導体関連などを中心に売りが優勢【クロージング】 30日の日経平均は大幅に続落。411.56円安の26393.04円(出来高概算13億6000万株)で取引を終えた。米国の積極的な利上げにより世界景気が減速することへの懸念が拭えず、値がさハイテク株中心に売りが先行した。また、米国で今夜、米連邦準備理事会(FRB)が重要視するインフレ指標の発表が控えていることも投資家心理を委縮させたほか、午後に入ると、朝方しっかりだったナスダック100先物がマイナスに転じたことで持ち高を手仕舞う動きに向かわせ、日経平均は終盤にかけて26324.31円まで下押した。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクターでは、繊維製品、パルプ紙、電気ガス、建設、医薬品の5業種が上昇。一方、鉱業、その他金融、電気機器、不動産、海運など27業種が下落し、水産農林は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、第一三共<4568>、キッコーマン<2801>、武田<4502>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファナック<6954>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>が軟調だった。 FRBのパウエル議長は29日の講演で、「FRBの過度な利上げで景気悪化を招くリスクが明らかにある」とした上で、「物価安定を回復できないほうが大きな過ち」との見解を明らかにした。これが積極的な利上げを続けるとの見方につながり、世界景気の減速を招くとの不安心理を増幅させた。前日の米国市場ではナスダック指数やSOX指数が下落したため、東京市場でも半導体関連や電子部品関連などを中心に売られる銘柄が増えていた。また、国内では5月の鉱工業生産指数が市場予想を上回る悪化となったことで、部品不足からの回復期待が後退したことも売り材料につながったようだ。 米国では今夜、5月の個人消費支出(PCE)デフレーターなどが発表される。4月実績(6.3%)同様に高止まりするとみられているため、インフレ加速を背景に7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げを織り込む動きがより加速する可能性があり、PCEを受けた米国市場の動きを見定める必要がありそうだ。また、円相場は一時1ドル=137円台へと円安が進んだが、輸出採算の改善よりも輸入インフレ圧力が高まることが警戒されており、円安進行も「悪い円安」と受け止める向きが多い。 《FA》
関連銘柄 8件
2801 東証プライム
1,955
4/26 14:59
+16.5(%)
時価総額 1,895,208百万円
しょうゆメーカー最大手。しょうゆに加え、つゆやたれ、トマト加工品、缶詰等の食品、野菜飲料や豆乳の飲料、酒類を製造、販売する。今期3Q累計は国内のしょうゆや食品が堅調に推移した。海外も食品が堅調だった。 記:2024/04/07
4502 東証プライム
4,087
4/26 14:59
-3(%)
時価総額 6,466,758百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4568 東証プライム
4,994
4/26 14:59
+228(%)
時価総額 9,723,488百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
6857 東証プライム
5,384
4/26 14:54
+42(%)
時価総額 4,125,054百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,532
4/26 14:54
+77(%)
時価総額 4,575,267百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
34,290
4/26 14:54
+690(%)
時価総額 16,172,296百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,540
4/26 14:54
±0(%)
時価総額 13,218,900百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,781
4/26 14:54
+178(%)
時価総額 13,406,305百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10