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米国の景気に対する警戒から売り優勢も過熱を冷ますタイミング【クロージング】

2022/6/29 16:03 FISCO
*16:03JST 米国の景気に対する警戒から売り優勢も過熱を冷ますタイミング【クロージング】 29日の日経平均は5営業日ぶりに反落。244.87円安の26804.60円(出来高概算16億6000万株)で取引を終えた。前日までの4日間で3%超上昇したことによる過熱感ほか、低調だった米国の消費関連指標を受けた景況感の悪化への懸念から主要株価指数が下落した流れを引き継いだ。半導体や電子部品関連株などを中心に売られ、日経平均は一時26687.47円まで下げ幅を広げた。午後に入ると下げ渋る場面もあったものの、TOPIXの浮動株比率の厳格化に伴うリバランス売買が警戒され、前場につけたレンジ内でのこう着感の強い動きだった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が990に迫り、全体の過半数を占めた。セクターでは、電気ガス、空運、陸運、石油石炭、不動産など10業種が上昇。一方、ゴム製品、鉱業、海運、ガラス土石、輸送用機器など23業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、バンナムHD<7832>、ヤマハ<7951>、ネクソン<3659>、トレンド<4704>、エーザイ<4523>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、アステラス薬<4503>が軟調だった。 米国市場では6月の米コンファレンスボードによる消費者信頼感指数が市場予想よりも低調となり、米景気に対する不安感が強まった。消費関連株を中心に売られたほか、米長期金利の上昇が重荷となり、ハイテク関連株の下げが目立っていた。東京市場においても、この流れを引き継ぐ格好だった。また、ヘッジファンドなど短期筋による株価指数先物売りも断続的に入ったと見られ、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。ただ、1ドル=136円前後と円安傾向にあるだけに、輸出採算の改善を期待して輸出関連株の一角には押し目買いも見られ、下げ渋る局面もあった。 日経平均は前日に27000円台を回復し、13日以降、2週間ぶりに25日線を上回ったが、すぐさま跳ね返された形になり、目先の達成感や心理的な節目の抵抗感が意識される展開となった。5日線(26677円)水準が下支えとなり再び25日線を意識した動きに戻っていくのかが注目されている。また、海外では29日、欧州中央銀行(ECB)主催のフォーラムで、パウエルFRB議長など各国中銀総裁が講演を行う予定。各国の今後の金融政策についてどのような発言が出るのか見定めたいとの思惑もあり、要人発言を受けた欧米市場動向にも注意が必要だろう。 《FA》
関連銘柄 10件
3659 東証プライム
2,483.5
4/26 15:00
-34(%)
時価総額 2,150,396百万円
PCオンラインゲームやモバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。運営型アクションゲーム投入で欧米開拓。韓国好調で、3Q累計は営業増益。 記:2024/02/09
4503 東証プライム
1,506
4/26 15:00
+51(%)
時価総額 2,764,793百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4523 東証プライム
6,240
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時価総額 1,850,578百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
4704 東証プライム
7,778
4/26 15:00
+9(%)
時価総額 1,095,119百万円
ウイルス対策ソフトで国内トップ。世界でも上位に位置。24.12期は欧州・アジア太平洋地域を牽引役に売上伸長を想定。販管費を前期並みに抑えて営業最高益を見込む。リストラ関連特損は解消。配当性向は70%目安。 記:2024/03/11
2,929
4/26 15:00
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時価総額 1,950,714百万円
玩具・模型やゲームが主力。アミューズメント施設運営も。IP活用に強み。24.3期3Q累計は新作オンラインゲームが低調で評価損計上。ゲーム開発の見直しに伴う処分損も響く。4Qに東映アニメ株売却特益を計上へ。 記:2024/02/15
7951 東証プライム
3,261
4/26 15:00
+3(%)
時価総額 610,785百万円
世界最大の楽器メーカー。ピアノや管楽器、弦楽器等を製造、販売する。電子ピアノに強みを持つ。音楽教室や音響機器、電子デバイスも手がける。今期3Q累計は欧米のデジタルピアノが足踏みも、音響機器が好調だった。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
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時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,380
4/26 15:00
+33(%)
時価総額 10,092,308百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10