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新興市場見通し:金利低下基調のなか戻りを試す展開継続か、IPOは6社

2022/6/25 14:20 FISCO
*14:20JST 新興市場見通し:金利低下基調のなか戻りを試す展開継続か、IPOは6社 ■金利の大幅低下で買い戻し強まる 今週の新興市場は前の週の急落直後とあって値ごろ感もあり、戻りを試す展開となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による議会証言を受けて、積極的な引き締めが景気後退を招くとのオーバーキルへの懸念が強まるなか、米国債利回りが大幅に低下し、金利の影響が大きい高バリュエーション銘柄の新興株には追い風が吹いた。なお、週間の騰落率は、日経平均が+2.04%であったのに対して、マザーズ指数が+8.14%、東証グロース市場指数は+7.91%だった。 個別では、JTOWER<4485>が+13.9%、メドレー<4480>が+14.0%、ビジョナル<4194>が+11.1%、フリー<4478>が+11.3%、Appier Group<4180>が+10.7%、セルソース<4880>が+11.9%など、主力株が全般大きく上昇。時価総額上位20銘柄のうち19銘柄が週間で上昇した。リリースが相次いだENECHANGE<4169>は+53.2%と急伸し、売買代金でも大きくトップに躍り出た。直近IPO(新規株式公開)のANYCOLOR<5032>も売買代金2位と旺盛な物色が続いたが、株価の過熱感も強く、高値圏での一進一退にとどまった。窪田製薬HD<4596>やトリプルアイズ<5026>はリリースを受けて急伸。GA technologies<3491>はレーティング格上げなどが手掛かりとなった。 ■短期的なリバウンドの継続余地あり 来週の新興市場は戻りを試す展開か。今週末24日の米国市場では債券利回りが上昇したが、景気後退懸念を急速に織り込む動きが続くなか、米10年債利回りは23日に3%割れを窺う水準まで低下するなど、金利の低下基調が鮮明だ。強い景気後退懸念そのものは株式全体にとってマイナス要因だが、金利の先高観が薄れたことは新興株にとってポジティブだろう。一方、シカゴ連銀のエバンス総裁などは7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75ptの利上げが適切と言及するなど、大幅利上げの連続実施への懸念がくすぶる。ただ、24日に発表されたミシガン大学消費者マインド調査の確報値では、1年先期待インフレ率と5-10年先期待インフレ率が共に速報値から下方修正され、インフレや利上げに対する過度な懸念はやや緩和している。今週、東証グロース市場の主力株が全般大きく上昇したことで、個人投資家の含み損益も改善していると推察され、目先はマザーズ指数で言えば、75日移動平均線が位置する700ptまでは戻り余地がありそうだ。しかし、インフレピークアウト期待が剥落したままという大前提を踏まえれば、リバウンドの賞味期限は短いものと割り切る必要があろう。 個別では、指数が強含む場面では指数寄与度の大きい時価総額上位銘柄が先導役を担うと考えられ、ビジョナル、フリー、JTOWER、プラスアルファ・コンサルティング<4071>、メドレー、弁護士ドットコム<6027>、Appier Groupなどの主力株の活躍に期待したい。個人投資家心理が更に改善すれば、直近IPOへの物色もより活発化すると想定され、ANYCOLOR、トリプルアイズなども注目されよう。 今週はプロフェッショナル人材の活用などにより課題解決を支援するINTLOOP<9556>がブックビルディング(BB)期間入りとなった(~28日)。また、来週はサンウェルズ<9229>、イーディーピー<7794>、M&A総合研究所<9552>、ヌーラボ<5033>、マイクロアド<9553>、AViC<9554>の6社が東証グロース市場に新規に上場する。 《FA》
関連銘柄 20件
1,307
4/23 15:00
-9(%)
時価総額 47,854百万円
不動産プラットフォーム「RENOSY」を通じ、都内マンション中心の賃貸や売買、不動産投資等のサービスを提供。売却DX成約件数は2165件と増加。23.10期通期は収益伸長。24.10期は2桁増収増益計画。 記:2024/01/27
2,062
4/23 15:00
-21(%)
時価総額 82,870百万円
ビッグデータ可視化プラットフォームを開発・運営。タレントパレットなどを手掛ける。HRソリューション部門は好調。タレントパレット事業は顧客数が大幅増。解約率は低位安定。24.9期1Qは2桁増収増益。 記:2024/03/31
4169 東証グロース
474
4/23 15:00
-2(%)
時価総額 16,470百万円
電気ガス会社の比較・切替サイトを運営。EV充電器導入支援や電力管理サービスなども。24.12期はEV充電器導入支援の拡大を想定。比較・切替サイトの売上回復も続く見込み。5割増収を計画。利益計画は非開示に。 記:2024/03/12
1,359
4/23 15:00
-13(%)
時価総額 137,830百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4194 東証プライム
7,980
4/23 15:00
-200(%)
時価総額 306,360百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
4478 東証グロース
2,738
4/23 15:00
-30(%)
時価総額 155,729百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4480 東証プライム
3,745
4/23 15:00
-130(%)
時価総額 122,297百万円
医療・介護領域に特化の人材紹介サービスを展開。遠隔診療システムや電子カルテも。人材プラットフォーム事業は好調。顧客事業所数は32.6万件と2桁増。営業外収益は増加。23.12期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/01/27
4485 東証グロース
3,335
4/23 15:00
-20(%)
時価総額 85,583百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
70
4/23 15:00
+1(%)
時価総額 3,591百万円
眼科領域特化のバイオベンチャー。エミクススタト塩酸塩がコア開発品。ウェアラブル近視デバイス「クボタグラス」等も。クボタグラスは増収。エミクススタト塩酸塩等の研究開発費用は減少。23.12期通期は損益改善。 記:2024/04/15
4880 東証プライム
1,520
4/23 15:00
+2(%)
時価総額 28,401百万円
再生医療が柱のバイオベンチャー。変形性膝関節症治療向け脂肪・血液由来の組織・細胞加工受託サービスが主力。エクソソーム製剤の事業化にも注力。化粧品原料や卵子凍結保管受託サービスを強化育成。1Qは増収確保。 記:2024/03/29
5026 東証グロース
1,113
4/23 15:00
+111(%)
時価総額 7,734百万円
画像認識プラットフォームによるソリューション、DXソリューションを提供。エンジニア派遣や新卒研修等も行う。アルコール検知義務化による特需等で、AIソリューション事業は売上堅調。24.8期1Qは大幅増収。 記:2024/01/27
5032 東証プライム
2,192
4/23 15:00
-34(%)
時価総額 136,608百万円
VTuberグループ「にじさんじ」の運営とそれに付随する物販などを展開。英語圏におけるVTuberビジネス等も。ANYCOLOR IDは110万ID超。VTuber数は増加。24.4期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/28
5033 東証グロース
1,150
4/23 15:00
+5(%)
時価総額 7,418百万円
プロジェクト管理ツールが主力。オンライン作図ツール、情報セキュリティソフト、ビジネスチャットツール等も提供する。今期3Q累計の売上高は概ね会社計画通りに進捗。広告宣伝費の期ずれや人件費等の下振れも寄与。 記:2024/04/16
6027 東証グロース
3,035
4/23 15:00
-35(%)
時価総額 67,614百万円
国内最大級の「弁護士ドットコム」を運営し、法律トラブルの解決支援を行う。電子契約の「クラウドサイン」等も。クラウドサインは売上好調。大企業、地方自治体中心に導入進む。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/03/04
7794 東証グロース
1,090
4/23 15:00
+3(%)
時価総額 14,304百万円
人工ダイヤモンド宝石(LGD)製造用種結晶が主要製品。ダイヤモンドの人工合成技術に強み。半導体向け単結晶基板や光学部品用素材なども事業領域。量子デバイス開発用ダイヤモンド単結晶基板を投入。3Q累計は一服。 記:2024/03/31
9229 東証グロース
2,284
4/23 15:00
-23(%)
時価総額 80,442百万円
パーキンソン病専門介護施設「PDハウス」を運営。認知症対応型グループホームやデイサービス等も。PDハウス平和が丘などを新規開設。既存施設平均稼働率は96%。採用は順調。24.3期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/04/14
9552 東証プライム
5,260
4/23 15:00
+120(%)
時価総額 303,271百万円
独立系のM&A仲介企業。完全成功報酬制の料金体系などで優位性。譲渡企業の業種は建設業や情報通信業、製造業が多い。成約件数は66件と大幅に増加。大型案件の寄与で成約単価は上昇。24.9期1Qは業績堅調。 記:2024/02/10
9553 東証グロース
438
4/23 15:00
-1(%)
時価総額 12,032百万円
業種特化型マーケティングツールやメディア向け広告コンサルが柱。電子看板向け広告配信サービスも。24.9期1Qは広告需要の回復を受けて計画を上回る着地に。通期最高純益を計画。今春にデータ活用支援会社を買収。 記:2024/04/08
9554 東証グロース
1,023
4/23 14:58
+80(%)
時価総額 5,824百万円
デジタルマーケティングの戦略立案等のインターネット広告が柱。SEO対策コンサルなども。中堅企業・新興企業向けに強み。インターネット広告は売上堅調。案件単価の上昇等が寄与。23.9期通期は2桁増収。 記:2024/02/03
9556 東証グロース
2,713
4/23 15:00
-51(%)
時価総額 12,480百万円
フリーランス向け案件紹介サイトを運営。製造業向けコンサルも。24.7期1Qは前期採用人材の育成に時間を要した影響で利益足踏み。昨年9月に買収したシステム開発会社は2Qから上乗せ。通期では最高業績を見込む。 記:2024/02/08