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短期売買中心で自律反発狙いの後は5月安値を下回る動き【クロージング】

2022/6/20 16:17 FISCO
*16:17JST 短期売買中心で自律反発狙いの後は5月安値を下回る動き【クロージング】 20日の日経平均は続落。191.78円安の25771.22円(出来高概算11億7000万株)で取引を終えた。前週末の急落の反動から自律反発を狙った買いが先行し、26156.62円と26000円台を回復して始まった。ただし、寄り付きを高値に次第に買い見送りムードが強まるなか、中盤にかけて下げに転じると、前引けにかけては一時25520.23円まで売られる場面も見られた。ヘッジファンドなど短期筋中心に株価指数先物への売りをきっかけに下げ幅を拡大させた。ただし、市場参加者が限られるなかで後場は買い戻し優勢となり、続落ながらも後場の高値で引けた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクターでは、空運、医薬品、輸送用機器、不動産など6業種が上昇。一方、鉱業、石油石炭、卸売、鉄鋼、機械など26業種が下落し、サービスが変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、信越化<4063>、TDK<6762>、アドバンテス<6857>、日東電工<6988>が軟調だった。東エレクが10営業日連続安となるなど、米欧の中央銀行による利上げが相次ぎ、世界的な景気減速への懸念が燻っているなか、半導体需要の緩みへの懸念が強まっているようだ。 米連邦公開市場委員会(FOMC)を無事に通過し、下値は堅いと見る向きが多いものの、利上げにより景気が落ち込むオーバーキル懸念が払しょくされてないだけに、先行き不透明感が拭えていない。また、マザーズ指数が一時607.33まで下押し、約2年2カ月ぶりの安値水準まで落ち込んでいるだけに、個人の投資マインドが悪化している。もっとも、本日の米国市場が奴隷解放記念日の振替休日で休場となるため海外投資家の動きも鈍いなか、日経平均は5月安値を割り込んだ後は、押し目買いが入り、下げ渋る展開だった。 ニューヨーク連銀が17日に、米景気のハードランディングの確率は約80%と発表したほか、21日にはリッチモンド連銀のバーキン総裁の講演、22日と23日にパウエルFRB議長が上下院で金融政策について証言を行うなど、金融当局要人の発言機会が多い。また、主要国の6月の購買担当者景気指数(PMI)の発表も予定されている。特にパウエル議長の議会証言については、向こう数カ月の投資戦略を見極める重要なイベントとなりそうである。 《FA》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
5,649
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+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
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時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6988 東証プライム
2,403.5
11/22 15:30
-1.5(%)
時価総額 1,698,700百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17