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前場に注目すべき3つのポイント~FOMC前にショートに傾いたポジションを若干ニュートラルに近づける動きも~

2022/6/15 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~FOMC前にショートに傾いたポジションを若干ニュートラルに近づける動きも~ 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:FOMC前にショートに傾いたポジションを若干ニュートラルに近づける動きも ■3Dマトリクス、22/4営業損失 ▲27.36億円、23/4予想 赤字縮小▲16.94億円 ■前場の注目材料:ファインシンター、愛知・春日井第一の緩衝器全ライン、24時間無人稼働に ■FOMC前にショートに傾いたポジションを若干ニュートラルに近づける動きも 15日の日本株市場は、イベント通過待ちながらも底堅さを見極める動きになりそうだ。14日の米国市場はNYダウが151ドル安だった。5月生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続き大幅な伸びに留まったため、連邦準備制度理事会(FRB)の6月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げが市場に織り込まれると金利の上昇に伴い売りが加速した。ダウは終日軟調に推移。引けにかけては、ハイテクが持ち直しナスダックは小幅高で終了した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円安の26420円。円相場は1ドル135円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り優勢の展開になりそうだ。ただし米PPIは5月も上昇が加速したものの、コンセンサスの範囲内だったこともあり、波乱に繋がるような相場展開とはならなかった。もっとも、CPIに続いて大幅な伸びだったこともあり、市場ではFOMCにおいて0.75%の利上げを織り込みにいっていた。ただし、それ故に0.5%だった場合には行き過ぎたショートに対するカバーの動きが強まる可能性は想定しておく必要はありそうだ。そのため、売り先行ながらも売りヘッジの動きはそれ程強まらず、次第に底堅さが意識されてくるだろう。 日経平均は連日でマドを空けて下落となり、直近で2000円程度の下落を見せたこともあり、ショートも積み上がっていると考えられる。先物市場ではクレディスイスの売り越しも見られてきているため、CTAによるショートの動きも入っていると考えられ、楽観視はできないものの、FOMC通過後のアク抜けを想定した押し目買いの動きも意識されやすいところだ。そのため、日経平均は前日の安値水準をボトムに75日線が位置する26850円辺りまでのリバウンドを期待した押し目買いの動きを想定。 物色の動きとしては指数インパクトの大きい値がさ株などは引き続き手掛けづらさはあるものの、ショートに傾いたポジションを若干ニュートラルに近づけるなかにおいて、ハイテク株などへは買い戻しの動きは意識されやすいところ。また、FOMC通過後は日銀の金融政策決定会合に市場の関心が移るなか、日米金利差を狙った海外勢による資金流入への思惑も高まりやすく、円安のプラス面を手掛かりとした自動車株など輸出関連への物色も意識されそうである。そのほか、底堅い値動きのなか、低迷する中小型株などへは値ごろ感からの買いも入りそうだ。 ■3Dマトリクス、22/4営業損失 ▲27.36億円、23/4予想 赤字縮小▲16.94億円 3Dマトリクス<7777>が発表した2022年4月期業績は、営業損失が27.36億円だった。外科領域においては、日米欧3極においてそれぞれ複数の承認済製品を獲得。欧州における製品販売は、前同期比で79.7%増と拡大し高い成長性を維持。費用面に関しては、日本及び米国での販売開始に伴い、営業体制確立等のために相当額の先行費用を計上している。2023年4月期は、売上高が前期比142.4%増の36.52億円、営業損益は16.94億円の赤字を計画。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(10828.35、+19.12) ・1ドル=135.40-50円 ・SOX指数は上昇(2689.89、+16.89) ・VIX指数は低下(32.69、-1.33) ・米国景気は拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・ファインシンター<5994>愛知・春日井第一の緩衝器全ライン、24時間無人稼働に ・出光興産<5019>来年度に山口製油所の操業停止、需要減に備え供給再編 ・九州電力<9508>千葉LNG火力から撤退、投資回収見込めず ・日立造船<7004>メタネーション実証、ゴミ処理場CO2活用 ・住友商事<8053>製造業向けDX、まずベトナム200社超に提供 ・丸紅<8002>ルナタスと提携、中東で医薬品・医療機器の販売参画 ・リンナイ<5947>米グリフィン工場の能力増強、瞬間式給湯器の需要増対応 ・富士フイルム<4901>DX人材300人超育成、変革のスピードアップ ・三井化学<4183>カラーレンズの色覚刺激、心身の状態改善、東北大などと共同研究 ・セルソース<4880>アニコムHDと提携、動物向け次世代再生医療開発 ・積水化<4204>可燃性ゴミを微生物で資源化、新ブランド立ち上げ ・参天製薬<4536>UBEとの点眼剤再申請、FDAが受理 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4月機械受注(船舶・電力除く民需)(前月比予想:-1.3%、3月:+7.1%) <海外> ・07:45 NZ・1-3月期経常収支(予想:-59.63億NZドル) ・11:00 中・5月鉱工業生産(前年比予想:-0.9%、4月:-2.9%) ・11:00 中・5月小売売上高(前年比予想:-7.1%、4月:-11.1%) 《ST》
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総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
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4880 東証プライム
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富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
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石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
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3,202
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時価総額 469,660百万円
大手ガス機器メーカー。1920年創業。愛知県名古屋市に本社。給湯器や給湯暖房機などの給湯機器が主力。厨房機器やガスファンヒーター、衣類乾燥機等も。海外売上高比率は5割超。米国ではタンクレス給湯器を拡販。 記:2024/06/18
5994 東証スタンダード
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時価総額 3,792百万円
トヨタ自動車系の粉末冶金メーカー。自動車用部品や鉄道車両部品、産業機械用部品等を手掛ける。ショックアブソーバ用部品で世界シェアトップクラス。新型ハイブリッド車用インバーター部品など電動関連製品の拡大図る。 記:2024/06/28
7004 東証プライム
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時価総額 163,066百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
111
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時価総額 10,727百万円
自己組織化ペプチド技術を用いた医療製品を開発する。外科領域、組織再生領域、ドラッグ・デリバリー・システム領域で事業展開。消化器内視鏡領域の止血材は欧米で好調。欧州で次世代止血材の製造販売承認申請。疑義注記。 記:2024/09/19
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8053 東証プライム
3,282
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+45(%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
9508 東証プライム
1,386.5
11/22 15:30
-34(%)
時価総額 657,456百万円
九州地盤の電力会社。発電事業のほか、送配電事業、ICTサービス事業、都市開発事業等を手掛ける。グループ会社に九電工など。洋上風力・バイオマス発電の開発を推進。26.3期経常利益1250億円目指す。 記:2024/06/04