マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,085.80
-375.12
暗号資産
FISCO BTC Index
4/27 2:15:25
10,042,620
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

売り先行スタートも、円安を材料に買い直され、一時3月下旬の戻り高値を上回る【クロージング】

2022/6/9 15:58 FISCO
*15:58JST 売り先行スタートも、円安を材料に買い直され、一時3月下旬の戻り高値を上回る【クロージング】 9日の日経平均は5営業日続伸。12.24円高の28246.53円(出来高概算12億8000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で半導体大手インテルの4-6月期業績が低調であるとの一部報道を背景にグロース株中心に売られた流れを受け、売りが先行して始まった。ただ、円相場が一時1ドル=134円半ばまで円安が一段と進んだため、輸出関連株の一角には押し目買いが入ったほか、経済活動の正常化への思惑からリオープン銘柄の一角にも買いが継続。後場半ばには一時28389.75円まで上げ幅を広げ、3月下旬の戻り高値(28338円)を上回る場面もあった。その後は目先的な達成感のほか、10日には5月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えるなか、終盤にかけて上げ幅を縮める格好だった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が950を超え、全体の過半数を占めた。セクターでは鉱業、石油石炭、その他製品、繊維製品など12業種が上昇。一方、海運、証券商品先物、電気ガス、鉄鋼など21業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アステラス薬<4503>、ヤマハ<7951>、オムロン<6645>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、ファナック<6954>、富士フイルム<4901>が軟化した。 経済協力開発機構(OECD)が8日、欧米の経済成長率見通しを下方修正したほか、欧州の金融大手が4-6月期の業績見込みの悪化を発表したことから、景気の先行きに対する警戒感から、前日の米国市場では主要株価指数は3日ぶりに反落した。これを受けて、東京市場でも主力株中心に売られた。しかし、円安進行による為替メリットを享受するとの見方から自動車などが堅調に推移。一方で、米インテルの業績懸念から東エレクなどの半導体関連株は軒並み値を消したほか、海運市況の大幅安を背景に郵船<9101>など海運株も下落した。 日経平均は3月下旬に記録した戻り高値水準まで達した。欧米景気の減速が警戒さる一方、日本は経済再開などへの期待が強いうえ、金融政策も対照的で、「外国人投資家などは日本株を消去法的に選好する動きにある」との見方があり、上昇トレンドに変化はないと見る投資家は多い。一方、きょうで5連騰を演じ、急ピッチの上昇に対する警戒もされやすく、目先は28000円台を固める展開となりそうだ。 《FA》
関連銘柄 11件
4063 東証プライム
5,906
4/26 15:00
-402(%)
時価総額 11,954,470百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4503 東証プライム
1,506
4/26 15:00
+51(%)
時価総額 2,764,793百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
3,328
4/26 15:00
+5(%)
時価総額 4,139,623百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6645 東証プライム
5,273
4/26 15:00
+44(%)
時価総額 1,087,530百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。24.3期3Q累計はヘルスケア事業が堅調。中国におけるネブライザの需要増などが寄与。 記:2024/02/13
6857 東証プライム
5,389
4/26 15:00
+47(%)
時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,528
4/26 15:00
+73(%)
時価総額 4,571,229百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7951 東証プライム
3,261
4/26 15:00
+3(%)
時価総額 610,785百万円
世界最大の楽器メーカー。ピアノや管楽器、弦楽器等を製造、販売する。電子ピアノに強みを持つ。音楽教室や音響機器、電子デバイスも手がける。今期3Q累計は欧米のデジタルピアノが足踏みも、音響機器が好調だった。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9101 東証プライム
4,205
4/26 15:00
+96(%)
時価総額 2,145,244百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10