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自動車や自動車部品関連株など輸出関連が相場をけん引【クロージング】

2022/6/1 16:09 FISCO
*16:09JST 自動車や自動車部品関連株など輸出関連が相場をけん引【クロージング】 1日の日経平均は反発。178.09円高の27457.89円(出来高概算12億2000万株)で取引を終えた。円相場が1ドル=129円台前半まで円安が進んだことから輸出関連株を中心に買われた。また、政府が前日公表した2022年度の骨太の方針の原案は、岸田政権の経済政策が所得再分配から、経済のパイを広げる成長重視へと軌道修正され、政策への期待感も投資家心理の改善に寄与した。日経平均は前引け間際に27482.31円まで上げ幅を拡大させ、心理的な節目である27500円目前に迫った。ただ、心理的な抵抗線であることから強弱感が対立し、その後は27400円台での推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は値上がり銘柄が1500を超え、全体の8割超を占めた。セクターでは、輸送用機器、水産農林、海運、繊維製品、機械、銀行など28業種が上昇。一方、鉱業、医薬品、精密機器など5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ダイキン<6367>、トヨタ<7203>、KDDI<9433>、ホンダ<7267>、ソニーG<6758>が堅調だった半面、東エレク<8035>、第一三共<4568>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、リクルートHD<6098>が軟調。 原油高を背景にしたインフレ懸念の再燃から米長期金利が上昇。日米金利差拡大が意識されるなか円安が進んだため、自動車や自動車部品関連株などを中心に値を上げる銘柄が目立ったほか、金利上昇による利ざや改善期待から金融株も上昇。米先物市場では主要な株価指数先物が堅調に推移していることも投資家心理を上向かせる要因につながったようだ。また、機関投資家のファンドによる定期的な資産のウエート見直しによる機械的な買いも加わったとみられることも株高要因になったと見られている。 海外投資家の6月の動向をみると、2015年から7年連続で売り越しとなっているようだ。このため、株価水準が持ち上がれば、ヘッジファンドなどの中間決算月となるだけに、利益確定売りが膨らむ可能性もあり、需給不安が警戒されるところだ。一方、インフレ懸念が燻る米国では今夜、5月のISM製造業景況指数が発表される。4月の55.4から55.0へと鈍化する見通しだが、好不況の分岐点である50は上回る見込みで、ISMを受けた米国市場の動きが気がかり要因ではある。目先は強弱感が交錯するなか、底堅い動きが続くのかがポイントとなりそうだ。 《FA》
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4543 東証プライム
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時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
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時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8035 東証プライム
22,250
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
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+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17