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米中景気の後退懸念からリスク回避の動きが強まる【クロージング】

2022/5/19 15:57 FISCO
*15:57JST 米中景気の後退懸念からリスク回避の動きが強まる【クロージング】 19日の日経平均は5営業日ぶりに大幅反落。508.36円安の26402.84円(出来高概算12億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場では、景気後退への懸念から主要株価指数が大幅に下落した流れからリスクオフの動きにつながり、取引開始直後には一時26150.09円まで下押す場面があった。また、中国・天津市で新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)対象が拡大され、中国景気の減速への懸念が拭えないことも重荷となった。ただし、午後に入ると日銀の上場投資信託(ETF)買い観測が広がり、下げ渋る動きを見せた。 東証プライムの騰落銘柄は値下がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクターでは、電気ガス、鉄鋼の2業種を除く31業種が下落し、海運、保険、サービス、精密機器、電気機器、小売の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、コナミHD<9766>、コムシスHD<1721>、トレンド<4704>、JT<2914>、クレセゾン<8253>が小高く推移した半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。 前日の米国市場は、小売大手の決算が仕入コスト増により悪化したことが契機となり、高インフレやそれに伴う金融引き締め強化による個人消費の落ち込みなど景気への悪影響が意識された。また、中国でのロックダウンの長期化に伴う景況感の悪化も警戒され、米中両国のリセッション懸念が相場の重荷となった。ただし、前引けの東証株価指数(TOPIX)が2%を超える下げとなったため、日銀による上場投資信託(ETF)買い観測から株価指数先物への買い戻しの動きにつながり、売り一巡後は下げ渋る展開となった。個別では、米国の個人消費の落ち込みへの懸念から、コンテナ輸送需要が鈍ると警戒され、海運セクターが下落率トップ。 日経平均は前日に25日線水準、75日線水準をも突破し、投資マインドが改善したばかりだが、本日再び25日線水準を割り込んでしまった。日経平均が4月21日に終値で25日線突破した後、翌22日から5月12日にかけて急落しており、関係者からは「前回の下げと外部環境などは何も変わっていないだけに、今回も同様の動きになる可能性が高い」と見る向きもおり、しばらくは荒い値動きがつづきそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
3,337
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+10(%)
時価総額 443,821百万円
電気通信工事大手。NTTグループを中心に、KDDIやソフトバンク、楽天モバイル向けの通信設備工事を展開。社会システム関連事業等も。受注高は堅調。ITソリューション事業や社会システム関連事業等が受注好調。 記:2024/07/16
2914 東証プライム
4,236
11/22 15:30
+32(%)
時価総額 8,472,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
4063 東証プライム
5,649
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時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4704 東証プライム
8,027
11/22 15:30
+73(%)
時価総額 1,131,020百万円
コンピュータ・インターネット用セキュリティ関連製品の開発、販売等を行う。ウイルスバスターで知名度高い。コンシューマ向け製品で国内トップシェア。配当性向70%目標。統合セキュリティプラットフォームを拡販。 記:2024/08/13
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8253 東証プライム
3,680
11/22 15:30
+216(%)
時価総額 682,438百万円
流通系で国内最大のクレジットカード会社。そごう・西武、パルコ等と強い提携関係。信用保証や不動産ビジネスも。ファイナンス事業は堅調。インドなど海外事業拡大へ。新中計では事業利益を27年3月期1000億円へ。 記:2024/08/17
9766 東証プライム
14,675
11/22 15:30
+375(%)
時価総額 2,105,863百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17