マーケット
3/28 15:15
40,168.07
-594.66
39,760.08
+477.75
暗号資産
FISCO BTC Index
3/29 0:38:03
10,730,170
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米中景気の後退懸念からリスク回避の動きが強まる【クロージング】

2022/5/19 15:57 FISCO
*15:57JST 米中景気の後退懸念からリスク回避の動きが強まる【クロージング】 19日の日経平均は5営業日ぶりに大幅反落。508.36円安の26402.84円(出来高概算12億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場では、景気後退への懸念から主要株価指数が大幅に下落した流れからリスクオフの動きにつながり、取引開始直後には一時26150.09円まで下押す場面があった。また、中国・天津市で新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)対象が拡大され、中国景気の減速への懸念が拭えないことも重荷となった。ただし、午後に入ると日銀の上場投資信託(ETF)買い観測が広がり、下げ渋る動きを見せた。 東証プライムの騰落銘柄は値下がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクターでは、電気ガス、鉄鋼の2業種を除く31業種が下落し、海運、保険、サービス、精密機器、電気機器、小売の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、コナミHD<9766>、コムシスHD<1721>、トレンド<4704>、JT<2914>、クレセゾン<8253>が小高く推移した半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。 前日の米国市場は、小売大手の決算が仕入コスト増により悪化したことが契機となり、高インフレやそれに伴う金融引き締め強化による個人消費の落ち込みなど景気への悪影響が意識された。また、中国でのロックダウンの長期化に伴う景況感の悪化も警戒され、米中両国のリセッション懸念が相場の重荷となった。ただし、前引けの東証株価指数(TOPIX)が2%を超える下げとなったため、日銀による上場投資信託(ETF)買い観測から株価指数先物への買い戻しの動きにつながり、売り一巡後は下げ渋る展開となった。個別では、米国の個人消費の落ち込みへの懸念から、コンテナ輸送需要が鈍ると警戒され、海運セクターが下落率トップ。 日経平均は前日に25日線水準、75日線水準をも突破し、投資マインドが改善したばかりだが、本日再び25日線水準を割り込んでしまった。日経平均が4月21日に終値で25日線突破した後、翌22日から5月12日にかけて急落しており、関係者からは「前回の下げと外部環境などは何も変わっていないだけに、今回も同様の動きになる可能性が高い」と見る向きもおり、しばらくは荒い値動きがつづきそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
3,534
3/28 15:00
-105(%)
時価総額 498,294百万円
電気通信工事大手。NTTグループを中心に、KDDIやソフトバンク、楽天モバイル向けの通信設備工事を展開。受注高は2桁増。ITソリューション事業や社会システム関連事業等が受注好調。24.3期3Qは業績改善。 記:2024/02/26
2914 東証プライム
4,028
3/28 15:00
+30(%)
時価総額 8,056,000百万円
大手たばこメーカー。未開放の中国市場を除けば世界トップ3級。世界で複数のタバコブランドを展開し、国内では紙巻たばこと加熱式たばこに注力。医薬品や加工食品も事業領域。23.12期売上収益は過去最高を更新。 記:2024/02/23
4063 東証プライム
6,606
3/28 15:00
-213(%)
時価総額 13,371,357百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4704 東証プライム
7,665
3/28 15:00
-81(%)
時価総額 1,079,209百万円
ウイルス対策ソフトで国内トップ。世界でも上位に位置。24.12期は欧州・アジア太平洋地域を牽引役に売上伸長を想定。販管費を前期並みに抑えて営業最高益を見込む。リストラ関連特損は解消。配当性向は70%目安。 記:2024/03/11
6,629
3/28 15:00
-54(%)
時価総額 11,242,519百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
8035 東証プライム
39,260
3/28 15:00
-250(%)
時価総額 18,516,312百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8253 東証プライム
3,107
3/28 15:00
-162(%)
時価総額 576,178百万円
流通系で国内最大のクレジットカード会社。信用保証や不動産ビジネスも。24.3期上期はカード取扱高が堅調。減益計画が一転して増益に。スルガ銀行の持分法会社化に伴うのれん特益を計上。通期最高純益・増配を計画。 記:2023/12/12
9766 東証プライム
10,270
3/28 15:00
-325(%)
時価総額 1,473,745百万円
ゲームソフトが柱。スポーツクラブ兼営。遊技機やカジノ機の製造・販売も。24.3期3Q累計は主力ゲーム作品が想定以上に好調。遊技機、カジノ機、スポーツクラブも伸びて二桁増収・大幅増益に。通期計画を上方修正。 記:2024/03/10
9983 東証プライム
46,710
3/28 15:00
-220(%)
時価総額 14,864,103百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,962
3/28 15:00
-87(%)
時価総額 15,441,114百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10