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景気敏感株やハイテク株などを中心に買われ、一時27000円を回復【クロージング】

2022/5/18 15:56 FISCO
*15:56JST 景気敏感株やハイテク株などを中心に買われ、一時27000円を回復【クロージング】 18日の日経平均は4営業日続伸。251.45円高の26911.20円(出来高概算12億6000万株)で取引を終えた。市場予想を上回る米国の小売売上高を映して、景気敏感株や消費関連株中心に買われた前日の米国市場の流れ引き継ぎ、買い先行スタート。取引開始後には5月6日以来8営業日ぶりに一時27000円を回復した。その後は、節目回復に伴う達成感や中国・上海や香港といったアジア市場安、時間外取引での米国株価指数先物も軟調な中で、上げ幅を縮めたものの、底堅い値動きは継続。日経平均は後場の高値で取引を終える格好だった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクターでは、その他製品、電気機器、精密機器、銀行、海運など29業種が上昇。一方、パルプ紙、鉱業、小売、ゴム製品の4業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、NTTデータ<9613>、ソニーG<6758>、KDDI<9433>、信越化<4063>が堅調だった半面、キッコーマン<2801>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、塩野義<4507>、花王<4452>が軟化した。 前日の米国市場では主要3株価指数がそろって上昇したため、リスク選好ムードが波及。また、半導体関連株で構成されるSOX指数も5%超の上昇となったことから、東エレクなど指数寄与度の大きい銘柄にも値を上げる銘柄が目立った。日経平均は27000円回復のほか、連騰による過熱感などから目先の利益を確保する売りが出たほか、米中市場の軟化なども冷や水を浴びせる場面も見られたものの、総じて底堅い値動きだった。個別では、米国がベネズエラへの経済制裁の一部緩和に動くと伝わり、ベネズエラ産原油の輸入再開の思惑から石油関連株が軟調だった。 日経平均は、25日線水準に続き、75日線水準をも突破してきたことから、目先は戻りの強さを試す展開になると見ている向きが多く、4月21日に記録した戻り高値水準である27500円近辺まで一気に上昇していけるのかがポイントとなりそうだ。ただ、自民党の税制政策検討本部が前日、国・地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化目標の弊害について検証を求めることなどを柱とする提言をまとめたが、関係者からは「現代貨幣理論(MMT)的な提言で、6月にもまとまる政府の骨太の方針で積極的な財政政策を打ち出す可能性はほぼ皆無となった」との声も聞かれ、国内からの支援材料は期待薄の状況のようだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2801 東証プライム
1,678.5
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+1(%)
時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4507 東証プライム
2,094.5
11/22 15:30
+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25