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ハイテク主導の下落で27500円割れ、FOMC議事要旨通過でアク抜け意識も【クロージング】

2022/4/6 15:51 FISCO
*15:51JST ハイテク主導の下落で27500円割れ、FOMC議事要旨通過でアク抜け意識も【クロージング】 6日の日経平均は3日ぶりに大幅反落。437.68円安の27350.30円(出来高概算11億7000万株)と心理的な節目である27500円を割り込んで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)高官によるタカ派的な発言を映した米金利上昇を嫌気したハイテク株売りの流れが波及し、前場終盤にかけて一時27214.61円まで下押す場面があった。ただし、日本時間のあす未明に公表される3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を見極めたいとの見方から一段と売り込む流れにはならず、次第に模様眺めムードが広がるなか、下げ渋る展開だった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1500を超え、全体の8割超を占めた。セクターでは、石油石炭を除く32業種が下落し、海運、金属製品、鉄鋼、ゴム製品、繊維製品、輸送用機器の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、アステラス薬<4503>、コナミHD<9766>、エーザイ<4523>、出光興産<5019>、任天堂<7974>がしっかり。半面、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>が軟調だった。 前日の米国市場は、ハト派で知られるFRBブレイナード理事がインフレ率抑制のために5月にバランスシートの縮小策(QT)を開始する可能性を表明するなど、FOMCメンバーのタカ派発言が相次いだことから米長期金利が上昇。主要株価指数は3日ぶりに下落した。この流れを受け、半導体や電子部品など成長期待の高い値がさハイテク株中心に値を消す銘柄が増加した。また、中国で発表された財新の3月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)が42.0と2月の50.2から大幅低下し、2年ぶりの水準に落ち込んだことも、中国景気の先行き不安感につながり、リスク回避の売りが膨らんだ。 米国では3月のFOMC議事要旨が注目される。5月のFOMCに向けて3月会合でどのような議論となっていたのかが焦点と言えよう。その上で、QTの早期実施や0.5%の大幅利上げの可能性が高いと受け止められれば、リスク回避の動きが強まる可能性がある。ただし、パウエルFRB議長など、これまで発言されていたこともあり、本日の大幅下落で織り込まれているとも見られる。米国市場の反応次第の面はあるものの、底堅さが意識されるようであれば、アク抜け感も台頭しそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4503 東証プライム
1,588.5
7/1 15:00
-1.5(%)
時価総額 2,916,251百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4523 東証プライム
6,680
7/1 15:00
+88(%)
時価総額 1,981,068百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
5019 東証プライム
1,054
7/1 15:00
+12.5(%)
時価総額 1,569,747百万円
石油元売りで国内2位。19年に昭和シェル石油と統合。石化製品や資源・再エネ開発なども。24.3期3Q累計は在庫評価影響の縮小や電力用石炭の市況軟化で足踏み。マレーシアで独自エンプラ製造装置の商業運転開始。 記:2024/03/09
6367 東証プライム
22,150
7/1 15:00
-220(%)
時価総額 6,492,475百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
9,863
7/1 15:00
-2(%)
時価総額 3,834,458百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
6,420
7/1 15:00
-5(%)
時価総額 4,918,805百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7974 東証プライム
8,749
7/1 15:00
+193(%)
時価総額 11,362,239百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
34,820
7/1 15:00
-80(%)
時価総額 16,422,261百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9766 東証プライム
11,475
7/1 15:00
-105(%)
時価総額 1,646,663百万円
ゲームソフトが柱。スポーツクラブ兼営。遊技機やカジノ機の製造・販売も。24.3期3Q累計は主力ゲーム作品が想定以上に好調。遊技機、カジノ機、スポーツクラブも伸びて二桁増収・大幅増益に。通期計画を上方修正。 記:2024/03/10
9984 東証プライム
10,505
7/1 15:00
+115(%)
時価総額 18,099,632百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17