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東証新区分スタート、初日は狭いレンジ内での動きに【クロージング】

2022/4/4 15:59 FISCO
*15:59JST 東証新区分スタート、初日は狭いレンジ内での動きに【クロージング】 4日の日経平均は4営業日ぶりに反発。70.49円高の27736.47円(出来高概算10億株)で取引を終えた。注目された米雇用統計は、米景気の改善が示されたが、関係者からは「想定の範囲内の結果で新味がない」との見方が多く、東京市場の手掛かり材料にはならなかった。新年度入りに伴う国内機関投資家などによる新規資金流入期待から、株価水準が下がったところでは押し目を拾う動きも出たほか、先週末の下げの反動から海運株などが上伸した。ただし、全体としては新たな取引材料に乏しいなか、売り買いが交錯し、前週末の終値を挟んでもみ合いが続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクターでは、海運、鉱業、精密機器、医薬品、情報通信など25業種が上昇。一方、空運、その他金融、陸運、保険、鉄鋼など8業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>、オリンパス<7733>、アステラス薬<4503>、KDDI<9433>が堅調だった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、オリックス<8591>、スクリン<7735>が軟調だった。 日中は中国・上海でロックダウンが続くなど、新型コロナウイルスの感染が拡大しているため、サプライチェーンの混乱に対する懸念が広がったとの指摘が多く、半導体や電子部品関連など値がさハイテク株に値を消す銘柄が目立っていた。一方、ただ、市場では「きょうは典型的な月曜ボケの状況だった」とされ、東証プライムの出来高、売買代金とも低調だった。 東証はきょうからプライム、スタンダード、グロースの新たな3市場に再編し、スタートした。新市場区分に移行した、システム障害など大きな混乱はなく始まった。上場企業の質の低下などを理由に海外投資家の低評価につながっていたが、市場再編をきっかけに海外勢の評価が高まることに期待したいところ。一方で、ウクライナ情勢の悪化、それに伴う資源価格の上昇などを背景に今後、本格化する日本の主要企業の業績に対する不安感は拭えておらず、資金流入は限られるといった見方が分かれているようだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
9,067
11/22 15:30
-31(%)
時価総額 921,117百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8591 東証プライム
3,303
11/22 15:30
-11(%)
時価総額 4,013,016百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17