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FOMC通過でのアク抜け感やロシアとウクライナの停戦期待から買い戻しの動きに【クロージング】

2022/3/17 16:00 FISCO
*16:00JST FOMC通過でのアク抜け感やロシアとウクライナの停戦期待から買い戻しの動きに【クロージング】 17日の日経平均は大幅に4日続伸。890.88円高の26652.89円(出来高概算14億7000万株)と3日以来、2週間ぶりに26000円を回復して取引を終えた。注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り0.25%の利上げ実施により、アク抜け感が広がった。また、ロシアとウクライナの停戦に向けた期待感やアジア市場の強い値動きなども材料視されるなか、主力株中心に買われ、一時26702.94円まで上げ幅を広げた。その後は目先の達成感から戻り待ちの売りも散見されたものの、高値圏での推移が続いた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり銘柄が1800を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、33業種すべてが上昇し、精密機器、機械、電気機器、化学、ガラス土石、非鉄金属の上昇が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>が堅調。半面、KDDI<9433>、バンナムHD<7832>、丸紅<8002>、NTT<9432>が冴えない。 注目されたFOMCでは市場の想定通りの利上げが決まった。その後のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が会見で、「経済は非常に好調で金融引き締めに耐えられる。今後1年以内の間に景気後退が起こる可能性は高くない」などと述べたことで、景気減速懸念が後退しリスク選好ムードが強まったことから米国市場は主要な株価指数がそろって上伸した。また、ウクライナのゼレンスキー大統領が16日のビデオ演説で、ロシアとの停戦協議について「交渉に現実味が出てきた」と話したことなどから、ウクライナ情勢の改善期待も加わり、相場の支援材料となった。 日経平均は2月中旬以降、上値の抵抗帯として強く意識されてきた25日線を上抜けたことで、目先は戻りを試す展開になると見る向きも出始めている。ただ、ウクライナ情勢については、実際に停戦合意文書に両国大統領が署名するなど明確に停戦がまとまるまでは予断を許せない。米国の金融政策の正常化についても、想定以上に米経済に悪影響を及ぼす可能性もあると先行きを危惧する海外投資家もいる。このため、目先は戻りを試すだろうが、引き続き海外情勢に振り回される局面があることは意識しておく必要はありそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
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エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
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工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
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玩具・模型やゲームが主力。アミューズメント施設運営も。IP活用に強み。24.3期3Q累計は新作オンラインゲームが低調で評価損計上。ゲーム開発の見直しに伴う処分損も響く。4Qに東映アニメ株売却特益を計上へ。 記:2024/02/15
8002 東証プライム
3,057
5/20 15:00
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時価総額 5,252,574百万円
大手総合商社。穀物と発電に強みを持つ。ライフスタイルや情報・物流、アグリに加え、化学品や金属、エナジー、資源開発、航空、船舶、金融等の事業を展開する。今期3Q累計はアグリや化学品、原料炭が足踏みとなった。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
36,340
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時価総額 17,139,143百万円
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9432 東証プライム
151.8
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時価総額 13,745,538百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
9433 東証プライム
4,379
5/20 15:00
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時価総額 10,090,004百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,360
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時価総額 13,161,621百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,312
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-238(%)
時価総額 14,321,194百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10