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円安進行を背景に輸出関連株などが買い戻される【クロージング】

2022/3/14 15:53 FISCO
*15:53JST 円安進行を背景に輸出関連株などが買い戻される【クロージング】 14日の日経平均は反発。145.07円高の25307.85円(出来高概算11億8000万株)で取引を終えた。為替相場が1ドル=117円台後半と約5年2カ月ぶりの水準まで円安が進んだことや前週末の急落の反動から、輸出関連株中心に買いが先行して始まり、取引開始直後には一時25631.01円まで上げ幅を広げる場面もあった、ただ、ウクライナ情勢への先行き懸念は完全には拭えないほか、上海、ハンセン指数の弱い動きが重荷となり、買いが一巡した後は模様眺め気分が強まっていた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では空運、保険、不動産、海運など28業種が上昇。一方、電力ガス、精密機器、小売、石油石炭、その他製品の5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、トヨタ<7203>、アステラス薬<4503>、NTTデータ<9613>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、塩野義<4507>、リクルートHD<6098>が軟調だった。 前週末の米国市場では、主要株価指数がそろって下落したものの、前週末に日経平均が500円超下落したあとだけに自律反発を狙った買いが入った。また、円安が一段と進んでいるため、輸出採算の改善期待から自動車や電子部品関連、半導体関連株などを買い戻す動きが強まる場面も見られた。また、時間外取引で米株先物が堅調に推移しているほか、原油市況が下落していることも投資家心理の改善につながったとみられる。さらに、ウクライナ情勢を巡っては、「ロシアとウクライナの当局者らは、停戦協議において数日内に何らかの成果が出る可能性に言及した」と伝わったことも懸念を和らげる要因になったようだ。 ただ、協議内容を確認したいと見る向きも多い。また、米国では15日から米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、0.25%の利上げが予想されている。今年の利上げ回数がこれまでの3回からどのくらい引き上げられるのかなどドットチャートの動向にも関心が集まっており、FOMCの結果を見極めたいとのムードが強く、積極的に買い上がる雰囲気につながらず、あす以降も外部環境を見定めながら、底堅い展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4503 東証プライム
1,562
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-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4507 東証プライム
2,094.5
11/22 15:30
+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17