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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米雇用統計は低調も週末に向け有事のドル買い

2022/3/4 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米雇用統計は低調も週末に向け有事のドル買い 4日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。ウクライナ情勢の混迷を受け、欧米株安を手がかりに円買い先行の見通し。ただ、米雇用統計は低調な内容となっても、週末に向け有事に備えたドル買いが強まりそうだ。 ロシアがウクライナへの侵攻で原発施設を攻撃したと報じられ、本日アジア市場では放射能汚染への緊張から安全通貨への買いが優勢となった。特に、ユーロ・円は節目の127円を一時割り込み、クロス円の下げを主導。その後、国際原子力機関(IAEA)は原発の放射能レベルについて「変化なしと報告を受けた」とし、警戒はいったん和らいだ。ただ、地政学リスクへの懸念から世界の株価指数は大きく下げ、円買いとドル買いが目立っている。 この後の海外市場では地政学リスクへの警戒が続く。今晩発表の米雇用統計は失業率の低下や平均時給の上昇の半面、非農業部門雇用者数は減少が予想される。今週のISM景況感指数は雇用の鈍化が顕著となり、全般的に低調な内容となる可能性もある。その際には連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化加速への期待は後退しよう。ただ、週末に向け事態はさらに悪化しかねないためドル選好地合いが強まり、対円では小幅に上昇しそうだ。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:30 英・2月建設業PMI(予想:57.5、1月:56.3) ・19:00 ユーロ圏・1月小売売上高(前月比予想:+1.5%、12月:-3.0%) ・22:30 米・2月非農業部門雇用者数(予想:+41.8、1月:+46.7万人) ・22:30 米・2月失業率(予想:3.9%、1月:4.0%) ・22:30 米・2月平均時給(前年比予想:+5.8%、1月:+5.7%) 《FA》