マーケット
7/2 15:15
40,074.69
+443.63
39,169.52
+50.66
暗号資産
FISCO BTC Index
7/3 0:13:58
10,027,682
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米国の大幅な利上げに対する懸念後退から買い戻しの動きに【クロージング】

2022/3/3 16:00 FISCO
*16:00JST 米国の大幅な利上げに対する懸念後退から買い戻しの動きに【クロージング】 3日の日経平均は反発。184.24円高の26577.27円(出来高概算12億3000万株)で取引を終えた。米国の金融引き締めへの過度な警戒感が和らいだことを背景に前日の米国市場が大幅に上昇した流れを引き継ぐ格好から買い戻しの動きが優勢となり、取引開始直後に26704.85円まで上げ幅を広げた。ただし、ロシア軍の攻撃が続くウクライナ情勢への警戒感は拭えず、停戦協議の進展を見極めたいとする模様眺めムードも強く、買い一巡後は26600円前後でのこう着感の強い相場展開となった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、情報通信を除く32業種が上昇し、海運、石油石炭、銀行、保険などの上昇が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、日産化<4021>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、電通グループ<4324>、信越化<4063>、第一三共<4568>が軟化した。 注目されたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言では、3月15日-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「0.25%の利上げを支持する提案をしたい」と述べ、「バランスシートの縮小についての合意に向けた進展があるだろう」などと語った。急激な利上げへの警戒感が和らぐなか、米国の主要株価指数はそろって上昇した。東京市場もこの流れを引き継ぎ、リスク選好ムードが広がり、値がさハイテク株などを中心に値を上げる銘柄が増加した。ただし、ウクライナ情勢の緊迫化は依然として変わらず、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはならなかった。 ウクライナ情勢を巡っては、停戦交渉の2回目が3日にベラルーシ西部のブレスト州で開催される見通しだ。停戦交渉のロシア代表団を率いるメジンスキー大統領補佐官は「前回協議では即時停戦に関するロシアの提案を示した。幾つかの提案は相互理解も得られた」と語っているが、交渉の行方は依然として不透明なだけに、予断を許さない状況が続きそうだ。また、資源価格の上昇に伴うインフレ圧力が強まっていく懸念も大きい。昨日公表された米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも、サプライチェーン問題が引き続き継続していることが示唆されており、今夜発表される2月の米ISM非製造業景況指数の内容にも注目する向きも多いようだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,499.5
7/2 15:00
+8(%)
時価総額 1,018,059百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
4021 東証プライム
4,908
7/2 15:00
-50(%)
時価総額 693,500百万円
大手化学メーカー。液晶配向膜や半導体材料に加え、農薬や動物薬などの農業化学品を展開。自社開発殺虫剤「グレーシア」や液晶配向材用ポリイミド「サンエバー」に注力。半導体材料の停滞もあり、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/03/28
4063 東証プライム
6,300
7/2 15:00
+62(%)
時価総額 12,751,975百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4324 東証プライム
3,945
7/2 15:00
-84(%)
時価総額 1,137,777百万円
国内最大の広告代理店。メディア確保力や広告企画力、コンサルティングなどに強み。配当性向は35%目標。日本はCT&T領域が引き続き好調。米州はM&Aや円安効果などで収益堅調。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
4568 東証プライム
5,646
7/2 15:00
+219(%)
時価総額 10,992,954百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
8,687
7/2 15:00
+219(%)
時価総額 14,732,805百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6367 東証プライム
22,180
7/2 15:00
+30(%)
時価総額 6,501,269百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
8035 東証プライム
35,050
7/2 15:00
+230(%)
時価総額 16,530,737百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,380
7/2 15:00
+860(%)
時価総額 13,167,985百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
10,550
7/2 15:00
+45(%)
時価総額 18,177,165百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17