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米ロ首脳会談の開催合意でショートカバーが強まるも、27000円は回復できず【クロージング】

2022/2/21 15:59 FISCO
*15:59JST 米ロ首脳会談の開催合意でショートカバーが強まるも、27000円は回復できず【クロージング】 21日の日経平均は3営業日続落。211.20円安の26910.87円(出来高概算9億3000万株)で取引を終えた。前週末の米国株安などを映して、リスク回避の動きが先行して始まり、取引開始後に26549.00円まで下げ幅を広げた。その後、バイデン米大統領とプーチン露大統領が首脳会談で原則合意したと報じられたことから、朝方の短期筋の売り仕掛け的な動きに対する買い戻しの動きにつながった。ただ、21日の米国市場はプレジデントデーの祝日で休場となるだけに、積極的に売り買いをする向きは少なく、東証1部の出来高は1月17日以来の10億株を下回る薄商いのなか、27000円を回復するには至らなかった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、鉄鋼、銀行、情報通信、小売の4業種が上昇。一方、金属製品、海運、陸運、電気機器など29業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、NTTデータ<9613>、ネクソン<3659>、トレンド<4704>、オリンパス<7733>、KDDI<9433>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、信越化<4063>、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、ダイキン<6367>が軟調だった。 ウクライナ情勢を警戒して18日の米国市場では、主要3株価指数が下落したほか、「米国は同盟国に対し、ロシアがウクライナに侵攻した場合は首都キエフだけでなく、複数の都市を標的にする恐れがある」と海外メディアが伝えたことなどからリスク回避の動きが強まり、輸出関連株中心に売り優勢で始まった。その後、米ロ首脳が首脳会談の開催で合意したことが伝わると、先行き懸念が幾分和らぎ、ヘッジファンドなど短期筋の買い戻しの動きが強まり、下げ幅を縮めた。 ウクライナ情勢に対する警戒感は根強く、日経平均は27000円の大台を回復できなかったため、投資家心理を上向かせるには至らなかった。また、仏大統領府とホワイトハウスは、24日の米ロ外相会談で内容を詰めるとしており、まずは外相会談を見極める必要があるとの見方が多い、加えて、外相会談で話しがまとまらなければ、両国が合意した首脳会談の開催は実現しないこともありえるだけに、地政学リスクへの懸念は根強いようで、目先は不安定な相場展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
3659 東証プライム
2,197
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+48.5(%)
時価総額 1,902,323百万円
PCオンラインゲーム、モバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。北米及び欧州は売上伸長。「デイヴ・ザ・ダイバー」などが売上貢献。 記:2024/06/13
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4704 東証プライム
8,027
11/22 15:30
+73(%)
時価総額 1,131,020百万円
コンピュータ・インターネット用セキュリティ関連製品の開発、販売等を行う。ウイルスバスターで知名度高い。コンシューマ向け製品で国内トップシェア。配当性向70%目標。統合セキュリティプラットフォームを拡販。 記:2024/08/13
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
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時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8035 東証プライム
22,250
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
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+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10