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リスク回避の動きが強まり、終値ベース11営業日ぶりに27000円割れ【クロージング】

2022/2/15 15:54 FISCO
*15:54JST リスク回避の動きが強まり、終値ベース11営業日ぶりに27000円割れ【クロージング】 15日の日経平均は続落。214.40円安の26865.19円(出来高概算13億4000万株)と1月28日以来、11営業日ぶりに27000円を割り込んで取引を終えた。ウクライナ情勢が一段と緊迫化していることなどからリスク回避の動きが徐々に強まり、後場終盤にかけて一時26724.91円まで下げ幅を広げた。また、米連邦準備制度理事会(FRB)高官によるタカ派発言が相次ぎ、金融政策の正常化への動きが強まっているほか、時間外取引の米株先物が軟調に推移していることも相場の重しになっていた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、ゴム製品、小売、食料品、倉庫運輸など8業種が上昇。一方、サービス、保険、鉱業、空運、銀行、鉄鋼など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、電通グループ<4324>、セコム<9735>、7&iHD<3382>、ブリヂストン<5108>がしっかりだった半面、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>、NTTデータ<9613>が軟調だった。 米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つセントルイス連銀のブラード総裁が14日、「7月1日までの3会合で合計100ベーシスポイントの利上げが望ましい」との見解を改めて表明するなど、FRB高官によるタカ派発言も相次いでおり、大幅な金融引き締めに対する警戒感が相場の重しになった。また、ウクライナのゼレンスキー大統領が14日、国民に向けて「16日は攻撃の日と言われているが、団結の日にする」と演説したほか、米メディアが「『ウクライナの首都キエフにある米大使館を閉鎖する』とブリンケン米国務長官が明らかにした」と伝えるなど、ウクライナ情勢は一段と緊張が高まっている。マクロ系ファンドなどの短期筋が先物売りなどリスク回避のポジションを組みつつあるとの指摘も聞かれるなど、不安感が台頭していた。 国内では、企業の決算発表はほぼ一巡していることから、手掛かり材料に乏しい状況が続こう。このため、投資家の関心はウクライナ情勢に関する最新のニュースフローと米金融当局による金融政策正常化に関する発言など外的要因に引き続き左右される展開が続きそうだ。また、本日は、米国で1月の卸売物価指数(PPI)や2月のニューヨーク連銀製造業景況指数が発表される。サプライチェーンの制約が解消に向かっているのか否かにも注目が集まることになりそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
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時価総額 5,447,629百万円
国内流通グループ最大手。国内外のコンビニエンスストアを中核に、スーパーや外食、金融事業を展開。国内コンビニエンスストア事業は堅調。人流回復や販促施策が奏功し、既存店売上が増加。24.2期3Qは営業増益。 記:2024/01/27
4063 東証プライム
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大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4324 東証プライム
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国内最大の広告代理店。メディア確保力や広告企画力、コンサルティングなどに強み。配当性向は35%目標。日本はCT&T領域が引き続き好調。米州はM&Aや円安効果などで収益堅調。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
5108 東証プライム
7,007
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時価総額 5,000,882百万円
世界最大のタイヤメーカー。スポーツ用品なども。24.12期は高付加価値タイヤの増販を想定。調整営業益は前期比10%増の5300億円を見込む。増配予定。中計では26.12期に調整営業益6400億円を目指す。 記:2024/03/09
7,901
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時価総額 13,399,780百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
8035 東証プライム
36,510
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時価総額 17,219,321百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9613 東証プライム
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時価総額 3,304,991百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07
9735 東証プライム
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時価総額 2,371,495百万円
警備サービス最大手。機械警備や常駐警備、現金護送に加え、警備とシナジー効果のある防災、メディカル、保険、地理情報なども展開。強固な顧客基盤に強み。セキュリティサービスや防災の好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/29
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+780(%)
時価総額 13,298,456百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,524
5/20 11:30
-26(%)
時価総額 14,686,460百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10