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自律反発を狙った動きも米CPI待ちで上値追いは慎重【クロージング】

2022/2/8 15:53 FISCO
*15:53JST 自律反発を狙った動きも米CPI待ちで上値追いは慎重【クロージング】 8日の日経平均は小幅反発。35.65円高の27284.52円(出来高概算12億8000万株)で取引を終えた。前日の下げの反動から自律反発を狙った買いが先行したほか、好決算銘柄への見直し買いなどが入り、前場中盤には一時27461.33円まで上げ幅を広げた。ただ、心理的な節目である27500円を目前に戻り待ちの売りなどが出たほか、時間外取引での米株先物も軟調に推移しているため、今夜の米国市場を警戒して、買い一巡後は、27300円前後でのもみ合いが続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、海運、水産農林、陸運、空運、鉄鋼など23業種が上昇。一方、パルプ紙、精密機器、その他製品、その他金融、繊維製品など10業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、キッコーマン<2801>、リクルートHD<6098>がしっかりだった半面、オリンパス<7733>、バンナムHD<7832>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、NTTデータ<9613>が軟調だった。 前日の米国市場は高安がまちまちだったものの、自律反発を狙った買いなどが優勢となった。また、岸田首相が前日に1日100万回のコロナワクチン接種を目指す方針を表明したほか、コロナ治療の経口薬の早期承認が報じられ、経済活動の再開への期待が相場を支えた。米国でも、新型コロナ新規感染者数が1月のピークから足元で3分の1程度まで減少しており、レジャー関連株が値を上げたことも東京市場での物色の手掛かりとなった。ただ、米国のインフレ動向を確認するためにも、10日発表される1月消費者物価指数(CPI)の内容を確認したいとの見方が多く、積極的な売買を手掛ける向きは少ないようだ。 米長期金利は時間外取引で1.95%近辺へとじり高歩調をたどっているため、米株市場では、金利動向に敏感な成長期待の高いグロース株への悪影響が懸念される。日本のハイテク関連株は売られすぎとの指摘も一部では聞かれ、足元では底堅い動きが続いているが、米国で長期金利がさらに上昇し、米国テック関連株が値を崩すような事態になれば、東京市場でも売りが膨らむ可能性が残る。このため、CPIの結果と米国金融市場の動きを見極めるまでは、決算銘柄を中心にした個別物色の色彩が一段と強まりそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2801 東証プライム
1,678.5
11/22 15:30
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時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
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時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
3,142
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 2,073,720百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8035 東証プライム
22,250
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
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時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17