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急ピッチの下げの反動から自律反発狙いの買いが優勢に【クロージング】

2022/1/20 15:55 FISCO
*15:55JST 急ピッチの下げの反動から自律反発狙いの買いが優勢に【クロージング】 20日の日経平均は3日ぶりに反発。305.70円高の27772.93円(出来高概算12億8000万株)で取引を終えた。前日に800円近く下落するなど急ピッチの下げの反動から、幅広い銘柄の押し目買いや自律反発を狙った買いが優勢となった。ただ、中国が2カ月連続の利下げを発表したことで、中国景気の先行き不安感が強まったため、買い一巡後は目先の利益を確保する動きもみられ、一時27217.59円まで下げ幅を拡大させる場面もあった。一方、後場に入ると、時間外取引での米株先物が堅調に推移しているほか、アジア市場もしっかりしていることが支援材料となり、先物中心に買い戻され、27700円台を中心に高値圏でもみ合う展開となっていた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1500を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、精密機器、サービス、その他製品、食料品、卸売など28業種が上昇した。一方、海運、保険、鉱業、銀行、石油石炭の5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、テルモ<4543>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、太陽誘電<6976>、塩野義<4507>、コマツ<6301>が軟化した。 前日の米国市場は、原油市況の上昇がインフレ警戒をあおっており、主要株価指数は続落した。ただ、東京市場では、前日に先回り的に下落していただけに織り込み済みと捉える向きが多く、押し目買いや自律反発を狙った買いが幅広く入った。個別では、前日急落したソニーGが反発したほか、トヨタ<7203>も値を上げるなど、主力大型株の一角がしっかりしたほか、時間外取引の米株先物が堅調に推移しているため、投資マインドの改善につながり、後場に入ると、先物主導で上げ幅を広げる場面もあった。一方、蘭半導体メーカーASMLの株価下落を映して、東エレクやレーザーテック<6920>などの半導体関連株には値を消す銘柄が目立っていた。 本日の日経平均は値動きの荒い展開となった。19日の世界の株式市場では、日経平均が2.80%下落したのに対し、NYダウは0.96%、ナスダック指数は1.14%の下げにとどまっており、日本株が大きく売られた形だった。さすがに売られ過ぎた感は否めないとの指摘もあり、買い戻しの動きが強まったようだ。しかし、米国の利上げに伴う投資マネーの縮小リスク、原油市況の上昇に伴うインフレ懸念、国内では新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大によるまん延防止等重点措置の再発動による経済活動の再停滞への不安感など内憂外患の状況で、自律反発の域を出ておらず、目先は不安定な動きが続く可能性も残っているだろう。 《FA》
関連銘柄 12件
4507 東証プライム
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-195(%)
時価総額 2,227,217百万円
製薬メーカー。抗HIV薬や抗インフル薬など感染症分野に強み。24.3期3Q累計は海外子会社及び輸出の売上が増加。セフィデロコルが欧米で伸びる。ロイヤリティー収入ではHIVフランチャイズ販売が堅調。 記:2024/03/05
4543 東証プライム
2,597.5
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時価総額 3,872,085百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6,516
4/25 15:00
-28(%)
時価総額 11,050,875百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6301 東証プライム
4,337
4/25 15:00
-190(%)
時価総額 4,220,534百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6758 東証プライム
12,760
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-80(%)
時価総額 16,091,406百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,342
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時価総額 4,092,875百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
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時価総額 3,145,381百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6976 東証プライム
3,597
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-15(%)
時価総額 468,394百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
7203 東証プライム
3,497
4/25 15:00
-121(%)
時価総額 57,053,510百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
8035 東証プライム
33,600
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時価総額 15,846,869百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,540
4/25 15:00
-1,540(%)
時価総額 13,218,900百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,603
4/25 15:00
-152(%)
時価総額 13,099,619百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10