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米雇用統計や三連休を控えて買い見送りムード強まる【クロージング】

2022/1/7 16:32 FISCO
*16:32JST 米雇用統計や三連休を控えて買い見送りムード強まる【クロージング】 7日の日経平均は小幅続落。9.31円安の28478.56円(出来高概算12億8000万株)で取引を終えた。前日の急落の反動から押し目買いや自律反発を狙った買いが先行して始まり、一時28813.09円まで上伸した。ただ、今夜発表される米雇用統計の内容を見極めたいとの見方が広がったほか、三連休を控えた持ち高調整売りが散見され、買い一巡後は見送り色の強い展開だった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の過半数超を占めた。セクター別では、鉱業、銀行、鉄鋼、石油石炭、海運など14業種が上昇した。一方、陸運、電気機器、サービス、小売、ガラス土石など18業種が下落し、化学が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、富士フイルム<4901>、テルモ<4543>、ファナック<6954>、トヨタ<7203>がしっかりだった半面、オムロン<6645>、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、キーエンス<6861>が軟調だった。 日経平均は前日に844円安と急落しただけに、自律反発を狙った買いなどが先行して始まった。また、ナスダック指数は続落したものの、エヌビディアやメタ・プラットフォームズなどが上昇したため、朝方は半導体関連株などの値がさ株中心に値を上げる銘柄が目立っていた。ただ、三連休を控えていることもあって、積極的な売買は手控えられたほか、米雇用統計の発表も控えていることから買いは続かず、次第に様子見気分が強まっていた。また、国内でも新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が拡大しており、沖縄、山口、広島の3県にまん延防止等重点措置が適用される見通しで、正常化に戻りつつある経済活動の再停滞への不安感も重荷になったようだ。 米雇用統計について、失業率が市場予想の4.1%を下回って3%台になると、金融政策正常化の前倒し観測が一段と高まる可能性があるのではないかという見方が広がっている。このため、雇用統計の結果と、それを受けた米国市場の動きを見極めたいと考える投資家が多い。また、来週は11日に安川電<6506>、13日には7&iHD<3382>、ファーストリテ<9983>といった企業決算の発表が予定されている。「オミクロン株」の感染拡大に伴う業績への影響度合いを見定める動きも広がりそうで、軟調展開が続く可能性がありそうだ。 《FA》
関連銘柄 12件
2,556.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6645 東証プライム
5,011
11/22 15:30
-98(%)
時価総額 1,033,494百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6861 東証プライム
65,660
11/22 15:30
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時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17