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前場に注目すべき3つのポイント~一段のリバウンドを想定した押し目買い意欲は強い~

2021/12/29 8:28 FISCO
*08:28JST 前場に注目すべき3つのポイント~一段のリバウンドを想定した押し目買い意欲は強い~ 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:一段のリバウンドを想定した押し目買い意欲は強い ■Jフロント、3Q営業利益 黒字転換44.07億円 ■前場の注目材料:川崎重、30年度ロボ売上高4倍・4000億円、製造や医療に活用域拡大 ■一段のリバウンドを想定した押し目買い意欲は強い 29日の日本株市場は、こう着感の強い相場ながらも底堅さが意識されそうだ。28日の米国市場はNYダウが95ドル高だった。新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)感染が急増するなか、比較的重症化リスクが低いとの見方が引き続き安心感に繋がった。また、疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルスに感染した無症状の国民に対する隔離推奨期間を従来の10日間から5日間に短縮したことも、景気回復への楽観的な見方に向かわせた。景気敏感株が買われる一方で、半導体株は利食いに押された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の28965円。円相場は1ドル114円80銭台で推移している。 米国では半導体株が利食いに押されたこともあり、連日で最高値を更新している東エレクなどは利食いが出やすいだろう。ただし、米国の強いリバウンドに対する反動は想定されていたこともあり、前日の29000円回復で目先的な達成感も意識されやすいところであろう。とはいえ、ピーク感はなく、上値抵抗線として意識されている75日線水準での底堅さが見られてくるようだと、一段のリバウンドを想定した押し目買い意欲は強まりそうだ。 また、75日線を突破してくるようだと、11月下旬の急落に対するショートカバーも意識されやすいところ。米国では半導体株の利食いからナスダック、SOX指数は反落となったものの、VIX指数は17.54に低下しているため、リスク選好ムードは継続。ショートを仕掛けてくる動きは強まらず、利食いに押される局面においては、その後のリバウンドを想定した押し目狙いのスタンスとなろう。 物色については値動きの強い中小型株の一角に資金が集中しやすいほか、利食い想定の半導体株については、底堅さが見られるようだとリバウンド狙いの動きを強めてくる可能性はありそうだ。とはいえ、年末要因から参加者は限られており、短期的な売買が中心となることから、資金の逃げ足の速さには注意しておきたい。 ■Jフロント、3Q営業利益 黒字転換44.07億円 Jフロント<3086>の第3四半期決算は売上収益が前年同期比2.9%増の2374.79億円、営業損益は44.07億円(前年同期は184.83億円の赤字)の黒字に転換した。前年の緊急事態宣言期間中に全館臨時休業などを行っていた反動もあり、売上収益、事業利益、営業利益、四半期利益は前年同期比で増加となった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29069.16、+392.70) ・NYダウは上昇(36398.21、+95.83) ・シカゴ日経225先物は上昇(28965、大阪比+25) ・VIX指数は低下(17.54、-0.14) ・米原油先物は上昇(75.98、+0.41) ・米国景気の拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・川崎重<7012>30年度ロボ売上高4倍・4000億円、製造や医療に活用域拡大 ・積水化<4204>NEDO、ペロブスカイト太陽電池に200億円投資、積水など6プロ採択 ・エフテック<7212>メキシコ拠点の設備増強、足回り部品生産 ・JUKI<6440>外観検査機事業に参入、高速、車・医療部品向け ・三ツ星ベルト<5192>滋賀に新棟、BCP強化、部材生産 ・神戸製鋼所<5406>神鋼と三菱マテ、銅管事業子会社を売却、収益性低下で ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 7件
1,719
11/22 15:30
+12.5(%)
時価総額 465,103百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
4204 東証プライム
2,323
11/22 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,032,590百万円
新築住宅事業やリフォーム事業等の住宅部門、液晶用微粒子や半導体材料等の高機能プラスチックス部門が柱。塩化ビニル管、メディカル事業等も。リフォーム事業は断熱リフォームなど改装の拡販、営業人員の拡充図る。 記:2024/08/02
5192 東証プライム
4,175
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 129,859百万円
1919年創業の工業用ベルトメーカー。伝動ベルトやコンベヤベルト、エンジニアリングプラスチック素材、防水・遮水材等を手掛ける。電動化対応製品の拡販等に取り組む。中計では27.3期売上高915億円目標。 記:2024/10/22
5406 東証プライム
1,626.5
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 644,657百万円
1905年創業の鉄鋼大手。鋳鍛鋼製品等の素形材、製鉄プラント等のエンジニアリング、油圧ショベル等の建設機械、電力事業等も手掛ける。等方圧加圧装置で世界トップシェア。鉄鋼部門では引き続き価格転嫁を推進。 記:2024/06/18
6440 東証プライム
406
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 12,129百万円
工業用ミシン、家庭用ミシンなどの縫製機器&システム事業が主力。工業用ミシンで世界トップシェア。チップマウンタなどの産業装置等も手掛ける。産業装置では営業体制の強化により、高速機需要の取り込みを図る。 記:2024/07/02
7012 東証プライム
6,282
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 1,054,886百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7212 東証スタンダード
504
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 9,431百万円
ホンダ系の自動車部品メーカー。サスペンションなどのシャシー部品専門。ホンダ向け中心に、国内自動車各社や米GMなどと取引。研究開発力などが強み。25.3期は2桁営業増益を見込む。北米が全体収益牽引へ。 記:2024/07/04