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休暇明けの外国人投資家の出方待ちのなかこう着感強まる【クロージング】

2021/12/27 16:10 FISCO
*16:10JST 休暇明けの外国人投資家の出方待ちのなかこう着感強まる【クロージング】 27日の日経平均は続落。106.13円安の28676.46円(出来高概算7億7000万株)で取引を終えた。前週末の米国市場は、クリスマス休暇で休場だったため、新規の手掛かりに乏しいほか、休暇明けの外国人投資家がどのような出方をするのか見極めたいとの見方が多く、全般は買い見送られていた。また、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の世界的な感染拡大への懸念もあって、様子見気分が広がっていた。 東証1部の騰落銘柄は値下がり銘柄1400を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、ゴム製品、その他金融、不動産、倉庫運輸、海運の5業種が小幅に上昇した。一方、情報通信、非鉄金属、電気ガス、小売、繊維製品、鉄鋼、精密機器など28業種が下落。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、NTTデータ<9613>、エーザイ<4523>、ソニーG<6758>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、オムロン<6645>、コナミHD<9766>が軟化した。 自民党と台湾の民主進歩党(民進党)は、経済安全保障などについてオンラインで協議し、半導体のサプライチェーン強化に向けた協力を確認したと伝わるなか、東エレクやアドバンテスといった半導体関連株の一角が堅調に推移し、日経平均を下支えする格好となっていた。一方で、先週末同様、ファーストリテ、ソフトバンクGの指数寄与度の高い値がさ株の一角が重荷となった。 前週末に続いて27日も香港や英国など海外では休場となる市場が多く、薄商いが続くなか、祝日明け後の米国市場の動向などに関心が集まっていた。また、世界ではオミクロン株の感染拡大が続いており、国内でも市中感染が相次ぎ確認され、今後の感染状況次第では、再び行動規制が強化されるのではないかという不安感がくすぶっている。また、年末年始休暇を前に国内の投資家の動きは鈍いほか、新規の取引材料にも乏しいだけに、指数はこう着のなかで個別材料株の選別物色が一段と強まりそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
6645 東証プライム
5,011
11/22 15:30
-98(%)
時価総額 1,033,494百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9766 東証プライム
14,675
11/22 15:30
+375(%)
時価総額 2,105,863百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17