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今日の為替市場ポイント:主要国の株安を意識してリスク選好的な円売り拡大の可能性低い
2021/12/20 8:10
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*08:10JST 今日の為替市場ポイント:主要国の株安を意識してリスク選好的な円売り拡大の可能性低い 17日のドル・円は、東京市場では113円85銭から113円44銭まで下落。欧米市場では、113円14銭まで下げた後、113円77銭まで反発し、113円71銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に113円台で推移か。主要国の株安を意識してリスク選好的な円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。 米連邦準備制度理事会(FRB)ウォラー理事は12月17日に行われた講演で「政策金利を最初に引き上げる適切なタイミングは経済活動の進展次第だが、来年3月の連邦公開市場委員会(FOMC)ではフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標レンジの引き上げが正当化されるだろう」との見解を表明した。同氏は質疑応答でバランスシートも縮小すべきとの見方も伝えている。 市場参加者の間からは「2022年に2回以上の利上げが実施される可能性が高い」との声が聞かれているが、大半はバランスシートの縮小を想定していないようだ。ウォラー理事の意見はFRB内で主流ではないとみられているものの、バランスシート縮小の是非については、量的緩和の縮小が完了した後のFOMCで議論される可能性が高いとみられる。 《FA》
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