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南アで検出された新型コロナの新変異株に対する警戒感から29000円割れ【クロージング】

2021/11/26 15:51 FISCO
*15:51JST 南アで検出された新型コロナの新変異株に対する警戒感から29000円割れ【クロージング】 26日の日経平均は大幅に反落。747.66円安の28751.62円(出来高概算13億株)と10月29日以来約1か月ぶりに29000円を下回って取引を終えた。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が見つかったと伝えられ、欧米などで感染が拡大し世界経済の再開の動きが後退するのではないかとの警戒感から、リスク回避の動きが強まり全面安の展開となった。後場に入ると、時間外取引での米株先物の軟調展開などから売りが膨らみ、一時28605.61円まで下げ幅を広げる場面もあった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄は2000に迫り、全体の9割超を占めた。セクター別では、33業種すべてが下落し、空運が5%を超える急落となったほか、不動産、陸運、金属製品、非鉄金属などの下げが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、味の素<2802>、住友大阪<5232>、ニチレイ<2871>、シチズン<7762>、アマダ<6113>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、信越化<4063>、ファナック<6954>が下落した。 南アフリカで急拡大している新型コロナウイルスの変異株については、「相当な数の変異を重ねているため、感染力が強くワクチンによる免疫反応の一部をすり抜ける可能性がある」などと一部で報じられており、世界的な感染爆発、世界経済への悪影響など警戒心が投資マインドを大きく悪化させた。また、25日の米国市場が感謝祭休場で、26日も短縮取引となることから、市場参加者が少なく、ヘッジファンドなどの短期筋による先物売りが加わったほか、MSCI指数の銘柄入れ替えを30日に控えて、資金流出が早まるのではないかと不安心理も下げ幅を拡大させた一面もあるようだ。 日経平均は再び29000円台を割り込む事態に陥った。南アフリカでの新たな変異株の感染状況の動向に加え、関係者からは「岸田政権による経済対策も物足りなさが多く、評価出来ないとみる向きも増え始めている」との指摘も聞かれ、内憂外患の状況に陥っている。一方、市場参加者が少ないなかでの短期筋による仕掛け的な売りで、本日の下げは行き過ぎとの見方も一部には出ているが、新たな不安要素も出てきただけに、こうした先行きを懸念した売りが一巡するまでは、調整色の強い展開となりそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2802 東証プライム
5,514
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時価総額 2,960,996百万円
調味料国内最大手。うまみ調味料やコンソメでシェア8割超。スープや合わせ調味料でも3割強のシェア。冷凍食品や医薬品も手掛け、半導体パッケージ用層間絶縁材料「ABF」を育成。3Q累計売上高は過去最高を更新。 記:2024/03/27
2871 東証プライム
3,897
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時価総額 522,366百万円
冷凍食品最大手。低家庭用冷凍食品シェアは約20%。温物流事業にも強く、冷蔵倉庫設備能力や庫腹量でトップシェア。家庭用調理品は売上増。炒飯を中心に米飯類の販売数量は回復。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/02/13
4063 東証プライム
6,399
4/19 0:00
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時価総額 12,952,363百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
5232 東証プライム
3,895
4/19 0:00
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時価総額 133,715百万円
大手セメントメーカー。セメントや生コンクリート、固化材等のセメント製品、コンクリート二次製品を製造、販売する。産業廃棄物の再資源化や売電も行う。今上期は二桁の増収、利益は黒字転換した。値上げが寄与した。 記:2024/01/15
6113 東証プライム
1,695
4/19 0:00
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時価総額 608,700百万円
金属機械メーカー。板金機械は国内トップシェア。北米や欧州市場でもトップ級。切削・研削盤や精密溶接機、プレスマシンも手掛け、ファイバーレーザーの拡販にも注力。受注残消化し、3Q累計営業利益は過去最高益更新。 記:2024/02/09
6954 東証プライム
4,338
4/19 0:00
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時価総額 4,379,415百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。24.3期2Qはロボット部門が増収。欧米はEV関連向け、一般産業向けともに堅調。 記:2023/12/11
7762 東証プライム
1,043
4/19 0:00
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時価総額 256,578百万円
国内大手の時計メーカー。工作機械や電子部品も。配当性向5割目安。インバウンド需要の回復等でCITIZENブランドは売上堅調。固定費削減等により、デバイス事業は黒字転換。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/13
8035 東証プライム
36,740
4/19 0:00
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時価総額 17,327,796百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,950
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時価総額 13,031,150百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,876
4/19 0:00
±0(%)
時価総額 13,569,986百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10