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NY株式:米国株式市場はまちまち、新型コロナ第4波への懸念が重し

2021/11/20 10:14 FISCO
*10:14JST NY株式:米国株式市場はまちまち、新型コロナ第4波への懸念が重し ダウ平均は268.97ドル安の35,60198ドル、ナスダックは63.73ポイント高の16,057.44で取引を終了した。 オーストリアが再び全土ロックダウン入りするなど欧州で新型コロナが再流行、米国でも一部地域で感染件数の増加が見られ世界経済の回復を遅らせるとの懸念が根強く、寄り付き後、下落。連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング加速協議が適切となる可能性を示唆し早期利上げへの懸念も更なる重しとなり、ダウは終日軟調に推移した。一方、長期金利の低下でハイテク株は好調で、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新し終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇、エネルギーが下落した。 バイオのモデルナ(MRNA)は食品医薬品局(FDA)が同社や製薬会社ファイザー(PFE)製造の新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種について、18歳以上の全成人を対象に承認したため上昇。ファイザーは小幅下落した。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの投資判断引き上げを受けて上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は787ドリームライナーの生産がさらに遅れるとの報道が嫌気され、売られた。また、欧州の一部都市封鎖を受け需要回復期待が後退し、航空会社のユナイテッド(UAL)、デルタ(DAL)などが下落。履物販売のフットロッカー(FL)は四半期決算の内容や既存店売り上げが予想を上回ったものの、世界的な供給混乱が今期も続くと悲観的な見通しを示し、大きく売られた。 下院議会は、バイデン政権が経済政策の柱としている福祉拡充や気候変動対策を盛り込んだ1.75兆ドル規模の大型歳出法案を可決した。 (Horiko Capital Management LLC) 《YN》