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米インフレ警戒と中国不動産リスクへの警戒感から利食い優勢の展開【クロージング】

2021/11/10 16:00 FISCO
*16:00JST 米インフレ警戒と中国不動産リスクへの警戒感から利食い優勢の展開【クロージング】 10日の日経平均は4営業日続落。178.68円安の29106.78円(出来高11億5000万株)で取引を終えた。9日の米国市場の下落や円安一服などを背景に売りが先行して始まった。その後も、米国では消費者物価指数(CPI)の発表を控えているほか、中国では中国恒大集団が3本のドル建て債の利払いで30日間の猶予期間が10日に終了することから、中国不動産リスクへの警戒感が強まった。上海、香港市場では1%を超える下落場面が見られたことも持ち高調整の流れに向かわせ、大引け間際には一時29079.77円まで下落幅を広げた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、パルプ紙、海運、その他製品など8業種が上昇。一方、ゴム製品、空運、鉄鋼、非鉄金属など24業種が下落(変わらず1)した。指数インパクトの大きいところでは、NTTデータ<9613>、ネクソン<3659>、中外薬<4519>、KDDI<9433>、バンナムHD<7832>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>が軟化した。 前日の米国市場は、10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高水準となったため、インフレへの警戒から利食い売りが先行。主要株価指数が反落した流れを受けて、東京市場では主力株中心に売りが先行して始まった。その後も米株先物が下げ幅を広げたほか、中国や香港などのアジア市場の株安もあって、次第に売りが膨らむ需給状況となった。一方、このところ軟調だった海運株は反発し、通期業績予想を上方修正した日産自<7201>、強気の格付けが好感された三井ハイテク<6966>などが堅調だった。 関係者からは米国のインフレに対する警戒感が拭えないとみている向きが多く、今夜発表される米CPIの結果と米国金融市場の動きを見極めたいとの雰囲気が強まっていた。なお、食品とエネルギーを除くCPIの市場予想は前年同月比4.3%増と9月の4.0%増から小幅に伸びが加速することが想定されている。 《FA》
関連銘柄 12件
3659 東証プライム
2,517.5
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-37(%)
時価総額 2,179,835百万円
PCオンラインゲームやモバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。運営型アクションゲーム投入で欧米開拓。韓国好調で、3Q累計は営業増益。 記:2024/02/09
4519 東証プライム
4,860
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時価総額 8,160,222百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4543 東証プライム
2,597.5
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-82.5(%)
時価総額 3,872,085百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6857 東証プライム
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時価総額 4,092,875百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6966 東証プライム
7,126
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-103(%)
時価総額 281,242百万円
リードフレームやプレス用金型、工作機械等を手掛ける。車載用モーターコアで世界トップシェア。超精密加工技術が強み。電機部品事業は好調。電動車向け駆動・発電用モーターコアは需要堅調。24.1期通期は2桁増収。 記:2024/04/16
7201 東証プライム
546.7
4/25 15:00
-9.4(%)
時価総額 2,307,465百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
2,938.5
4/25 15:00
+11(%)
時価総額 1,957,041百万円
玩具・模型やゲームが主力。アミューズメント施設運営も。IP活用に強み。24.3期3Q累計は新作オンラインゲームが低調で評価損計上。ゲーム開発の見直しに伴う処分損も響く。4Qに東映アニメ株売却特益を計上へ。 記:2024/02/15
8035 東証プライム
33,600
4/25 15:00
-1,210(%)
時価総額 15,846,869百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,347
4/25 15:00
-8(%)
時価総額 10,016,270百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9613 東証プライム
2,436.5
4/25 15:00
-58.5(%)
時価総額 3,417,191百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07
9983 東証プライム
41,540
4/25 15:00
-1,540(%)
時価総額 13,218,900百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,603
4/25 15:00
-152(%)
時価総額 13,099,619百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10