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持ち高調整の動き強まり、ソフトバンクGのみでは支えられず【クロージング】

2021/11/9 16:08 FISCO
*16:08JST 持ち高調整の動き強まり、ソフトバンクGのみでは支えられず【クロージング】 9日の日経平均は3営業日続落。221.59円安の29285.46円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。前日の米国株高を映して買いが先行して始まり、取引開始直後に29750.46円まで上昇した。また、大規模な自社株買いを発表したソフトバンクG<9984>が10%を超える上昇で日経平均をけん引する格好となった。ただし、全体としては買い一巡後は目先の利益を確保する動きが優勢だった。さらに、時間外取引での米株先物がじりじりと下げ幅を広げたほか、国内での経済対策への期待感が後退したとの見方もあって後場寄り付き直後には29240.31円まで下落幅を広げていた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1700を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、上昇したのは情報通信、鉄鋼、鉱業の3業種にとどまり、繊維製品、ゴム製品、海運、不動産など30業種が下落。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクGが1銘柄で136円超支えたほか、太陽誘電<6976>、アドバンテス<6857>、塩野義<4507>、ヤマハ発<7272>が堅調。半面、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、NTTデータ<9613>、信越化<4063>、テルモ<4543>が軟化した。 前日の米国市場は、1兆ドル規模のインフラ投資法案可決を好感し、主要3株価指数はそろって過去最高値を更新。この流れを引き継ぐ形で、リスク選好ムードが台頭した。ただし、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが、7~9月期に4四半期連続で株式を売り越したと伝わったため、今晩の米国市場の下落が警戒され、次第に買い見送りムードが広がった。 日経平均は前日、寄り付き天井で安値引けとなったほか、本日も朝高後に安値圏でもみ合うなど印象の悪い調整が続いている。マザーズ指数も冴えない値動きで個人投資家のマインドは悪化してきている。自民、公明両党の幹事長による経済対策を巡る協議で「柱となる給付金について18歳以下に10万円相当を支給すると合意した」と伝わったが、「一部では一律給付への思惑もあっただけに、やや後退した内容と受け取られた」との声が聞かれた。主要企業の決算発表も峠を越えつつあり、目先は新規の手掛かり材料待ちの状況となりそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
5,906
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-402(%)
時価総額 11,954,470百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4507 東証プライム
7,306
4/26 15:00
+158(%)
時価総額 2,276,447百万円
製薬メーカー。抗HIV薬や抗インフル薬など感染症分野に強み。24.3期3Q累計は海外子会社及び輸出の売上が増加。セフィデロコルが欧米で伸びる。ロイヤリティー収入ではHIVフランチャイズ販売が堅調。 記:2024/03/05
4543 東証プライム
2,610.5
4/26 15:00
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時価総額 3,891,465百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6857 東証プライム
5,389
4/26 15:00
+47(%)
時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,528
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時価総額 4,571,229百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
6976 東証プライム
3,673
4/26 15:00
+76(%)
時価総額 478,291百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
7272 東証プライム
1,406.5
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時価総額 1,477,742百万円
輸送機器大手。二輪で世界2位、船外機やウォータービークルでは世界トップ級。産業用ロボット、ゴルフカー、発電機なども事業領域。水素エンジン搭載ゴルフカーを開発。出荷増で23.12期営業利益は過去最高益更新。 記:2024/02/23
9613 東証プライム
2,432.5
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-4(%)
時価総額 3,411,581百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07
9983 東証プライム
41,390
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-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10