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政局の安定化による経済対策期待からリスク選好に【クロージング】

2021/11/1 16:12 FISCO
*16:12JST 政局の安定化による経済対策期待からリスク選好に【クロージング】 1日の日経平均は大幅続伸。754.39円高の29647.08円(出来高概算12億8000万株)と9月28日以来約1カ月ぶりに29600円を回復して取引を終えた。10月31日の衆院選で、自民党が単独過半数を獲得したことなどから、政権の安定化による経済対策への期待感が強まり、心理的な節目である29500円を一気に突破。その後は急ピッチの上昇に対する期待感から29500円水準でのもち合いが続いたものの、大引け直前には29666.83円まで上値を伸ばし、ほぼ本日の高値圏で取引を終えている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1900を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では、証券・商品先物を除く32業種が上伸。精密機器、機械、電気機器、食料品、海運、銀行などの上げが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>が堅調だった半面、KDDI<9433>、エプソン<6724>、太陽誘電<6976>、野村<8604>、村田製<6981>が軟化した。 衆院選では、連立与党が40前後の議席を失うのではないかなどとの見方があったなか、わずか12議席を失うにとどまった。自民党単独でも15議席減の261議席を獲得し、国会の安定運営に必要な絶対安定多数を確保した。こうした選挙結果が政治の不透明感解消につながるサプライズと受止める向きが多く、主力株中心に幅広い銘柄に買い戻しの動きが強まったほか、大型経済対策の実現期待も高まるなかで政策関連銘柄などにも値を上げる銘柄が目立った。一方、上半期決算が芳しくなかったNEC<6701>や村田製などは値を下げた。 選挙結果を受けて、株式市場はひとまずはポジティブに働いたものの、投資家の関心は、数十兆円規模とされる経済対策の裏付けとなる今年度補正予算の年内成立の行方と、その早期実行に移っている。また、今週も主要企業の決算発表もピークを迎えるだけに、サプライチェーンの寸断による半導体不足や自動車生産の減産、資源不足による天然ガスや原油価格の高騰を背景に慎重な収益計画を維持するのかどうかを確認したいとの指摘も聞かれた。 《FA》
関連銘柄 11件
6367 東証プライム
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時価総額 6,038,148百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6701 東証プライム
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3/29 15:00
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時価総額 2,998,622百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
6724 東証プライム
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時価総額 1,057,234百万円
インクジェットプリンター大手。プロジェクターやウエアラブル機器も手掛け、超微細・精密加工技術に定評。省エネルギー、小型化、高精度に強み。チャネル在庫過多による販売未達の影響で、24.3期中間期は利益一服。 記:2023/12/27
6857 東証プライム
6,819
3/29 15:00
+124(%)
時価総額 5,224,506百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
6976 東証プライム
3,625
3/29 15:00
+54(%)
時価総額 472,040百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
6981 東証プライム
2,824
3/29 15:00
-10.5(%)
時価総額 5,725,499百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
8035 東証プライム
39,570
3/29 15:00
+310(%)
時価総額 18,662,518百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8604 東証プライム
977.6
3/29 15:00
+13.4(%)
時価総額 3,161,131百万円
総合証券で国内最大。傘下に資産運用会社や信託銀行など。配当性向は40%以上目安。ホールセール部門は増収。インベストメント・バンキング等が貢献。営業部門は相場環境が追い風。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/10
9433 東証プライム
4,482
3/29 15:00
+14(%)
時価総額 10,327,335百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
47,140
3/29 15:00
+430(%)
時価総額 15,000,938百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,962
3/29 15:00
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時価総額 15,441,114百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10