マーケット
4/19 14:07
37,135.51
-944.19
37,775.38
+22.07
暗号資産
FISCO BTC Index
4/19 14:27:21
9,601,982
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米長期金利低下を受けたハイテク物色と、衆院解散で政策期待が再燃【クロージング】

2021/10/14 15:55 FISCO
*15:55JST 米長期金利低下を受けたハイテク物色と、衆院解散で政策期待が再燃【クロージング】 14日の日経平均は3日ぶりに大幅反発。410.65円高の28550.93円(出来高概算11億5000万株)で取引を終えた。13日の米国市場において、長期金利の低下を受けたハイテク株物色の流れを引き継ぐ格好から、半導体や電子部品関連株などに買いが先行した。後場に入ると、衆院が解散され改めて政策期待が高まったほか、解散から投票日の前営業日までは株高傾向が続くとのアノマリーも意識された。短期筋が仕掛け的な225先物買いを入れ、後場寄り付き直後には、一時28576.68円まで上昇。その後はこう着ながらも、28500円水準での底堅い値動きが続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄、値下がり銘柄数はほぼ拮抗していた。セクター別では、水産農林、精密機器、電気機器、その他製品、化学、サービスなど21業種が上昇。一方、海運が4%近い下げとなったほか、鉱業、石油石炭、保険、銀行、証券・商品先物など12業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>、信越化<4063>が堅調だった半面、クレセゾン<8253>、三菱商<8058>、キヤノン<7751>、東ソー<4042>、商船三井<9104>が軟化した。 米消費者物価指数が市場予想と同じ結果となり、供給制約を背景にインフレ圧力が高まるとの懸念が幾分後退。米長期金利が低下すると、金利敏感なハイテク株の買い戻しにつながった。東京市場でもこの流れを映して、買いが先行して始まった。また、1ドル=113円台で推移する円安水準も投資家心理の改善につながったとみられる。一方、原油市況の上昇傾向を背景にしたコスト負担増が懸念され、海運や空運株には値を消す銘柄が目立っていた。 衆院がきょう午後、解散された。選挙アノマリーを意識した動きにひとまずはなった形だが、関係者からは「岸田首相が『勝敗ライン』と定める自民・公明の両党で過半数の議席に届かない可能性があるとの見方が出始めているほか、成長戦略に関する具体的な中身にも乏しい」との指摘が聞かれ、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはなっていなかった。また、今月下旬からは主要企業の上半期決算の発表が始まるだけに、業績動向を確認してから動いても遅くはないとの声も聞かれた。 《FA》
関連銘柄 10件
4042 東証プライム
2,110.5
4/19 14:04
-27(%)
時価総額 686,083百万円
総合化学大手。塩ビやウレタン原料に強み。排ガス浄化触媒やジルコニアなどの高機能品を強化。24.3期3Q累計は石化や塩ビの需要が冴えず。ただ原材料安に伴う交易条件の改善で営業増益に。営業外の為替差益は縮小。 記:2024/02/14
4063 東証プライム
6,128
4/19 14:04
-271(%)
時価総額 12,403,826百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
6857 東証プライム
5,523
4/19 14:04
-212(%)
時価総額 4,231,551百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
6954 東証プライム
4,252
4/19 14:04
-86(%)
時価総額 4,292,594百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。24.3期2Qはロボット部門が増収。欧米はEV関連向け、一般産業向けともに堅調。 記:2023/12/11
7751 東証プライム
4,344
4/19 14:04
-42(%)
時価総額 5,793,866百万円
カメラ、複合機大手。レーザープリンターやデジカメで世界首位。光学技術に強み。レンズ交換式デジタルカメラはミラーレスカメラの新製品中心に堅調。ネットワークカメラ等も需要増。23.12期3Qは増収増益。 記:2024/01/16
8035 東証プライム
33,990
4/19 14:04
-2,750(%)
時価総額 16,030,806百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8058 東証プライム
3,460
4/19 14:04
-7(%)
時価総額 14,921,188百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
8253 東証プライム
2,896.5
4/19 14:04
-17.5(%)
時価総額 537,141百万円
流通系で国内最大のクレジットカード会社。信用保証や不動産ビジネスも。24.3期上期はカード取扱高が堅調。減益計画が一転して増益に。スルガ銀行の持分法会社化に伴うのれん特益を計上。通期最高純益・増配を計画。 記:2023/12/12
9104 東証プライム
4,611
4/19 14:04
+73(%)
時価総額 1,669,233百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9983 東証プライム
40,550
4/19 14:04
-400(%)
時価総額 12,903,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27