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金融所得課税の引き上げを巡る懸念が後退しリバウンド強まる【クロージング】

2021/10/11 16:08 FISCO
*16:08JST 金融所得課税の引き上げを巡る懸念が後退しリバウンド強まる【クロージング】 11日の日経平均は大幅に続伸。449.26円高の28498.20円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。前週末の米国株の下落を映して売りが先行して始まったものの、岸田首相が10日、金融所得課税の強化について、「当面は触ることは考えていない」との考えを明らかにしたほか、円相場が1ドル=112円台後半まで円安が進んだことも投資家心理を上向かせ、輸出関連株など主力株を中心に買い戻しの動きが活発化し、一時28581.36円まで上昇する場面もあった。また、「中国政府が電力不足の緩和に向けて石炭増産に乗り出した」と一部で伝わったほか、原油市況の上昇傾向が続いていることも注目され、資源関連株にも買い気が波及していた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1800を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、電気ガスを除いた32業種が上昇。海運、空運、鉱業が3%を超える大幅な上昇となったほか、輸送用機器、ガラス土石、石油石炭などの上げが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、ファナック<6954>が堅調だった。半面、東エレク<8035>、安川電<6506>、アドバンテス<6857>、資生堂<4911>、エムスリー<2413>が軟化。 米雇用統計を受けて米長期金利が上昇。日米金利差を背景に2018年12月以来、約2年10カ月ぶりの円安水準となったため、自動車や自動車部品などの輸出関連株に値を上げる銘柄が目立っていた。一方、先週末に上半期決算を発表したものの、市場予想に届かなかったことが嫌気された安川電は一時5%近く急落する場面が見られた。 中国不動産大手、中国恒大集団など不動産業界を巡る信用不安や米政府の債務上限問題の懸念など先行き不透明要因は完全に拭えていない。また、日経平均は短期といっても12年ぶりの8日続落を演じ、値幅も2700円超と大きいだけに、これをすべて戻すには時間がかかりそうだと見る向きは多い。もっとも、14日に衆院が解散され、本格的な選挙モードに突入するため、改めて政策期待が相場を後押しすることも予想される。 《FA》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,425
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-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17