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個人投資家・有限亭玉介:中国恒大警戒&業績好調で強含む銘柄群をチェック【FISCOソーシャルレポーター】

2021/10/2 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:中国恒大警戒&業績好調で強含む銘柄群をチェック【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2021年9月27日11時に執筆 株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 中国版リーマンショックを引き起こす可能性があると懸念される今回の恒大集団の債務問題は、中国の債権者だけではなく世界中を巻き込みました。恒大集団が抱える負債総額はおよそ33兆円とも言われており、同社には海外の大手投資銀行や日本のGPIFも投資している事が明らかになっています。 不安感から一時は3万円を割った日経平均ですが、9月23日が期日となる人民元建て債の利払いを実施するとの発表が好感されると、意外にもすぐに反発して再び3万円台に戻りました。自力での経営立て直しは困難と思われながらも、何らかの形で中国当局が介入するとの楽観論も市場に広がっているようです。ただ、ドル建て債券の利払いができなかった事を米メディアが報じている事は引き続き懸念です。 同社のマンション建設は遅延しており、鉄鉱石の先物価格が下落するなどの影響もあるようです。鉄鋼メーカーにとっては好材料ですが、中国当局による急な政策転換も想定しておく必要があります。利払いは2022年1月まで毎月あるとの報道もされており、その他の経営コストへの支出も含めるとリスクが完全に払拭されたわけではありません。 以前より多くの投資家が中国の不動産バブルを警戒していた事は確かです。それでも市場がすぐに反発したのは、過去にリーマンショックやユーロ危機、そしてコロナさえ乗り越えて来た自負があるのかもしれません。恒大集団のリスクは歴史の1ページになり得るのか…あたくし達、投資家に出来ることは、どんな困難も乗り越えられる銘柄に投資するのみです。その上で今後強含む可能性を見る鉄鋼関連株、業績好調の株を中心に選んでみましたよ。 日本製鉄系の磨き棒鋼大手であるサンユウ<5697>は、鉄鋼関連としての思惑があるようです。22年3月期の決算予想も好調で、チャート(日足)は直近で動意しました。緩やかに上昇トレンドを描いているので中長期でも監視したいです。 ステンレス鋼商社のUEX<9888>は、9月17日に上方修正を発表すると動意しました。子会社の半導体関連向けの需要も拡大しているようで、これからの業績も注視したいところです。PER・PBRもかなり割安水準である事も注目ですな。 自動車用鍛造品を主力とするメタルアート<5644>は、8月5日の決算発表で増益着地と併せて上方修正を発表すると、過去最高益を8期ぶりに更新する見通しです。決算後の動意から調整を挟んで、再び物色が入っている模様です。 9月17日に上方修正を発表後に年初来高値を記録した日本タングステン<6998>は、自動車業界などの製造業を中心とする好況によって需要拡大したようです。株価が上昇した後もPER・PBRは割安水準ですので、投資妙味がありますな。 自動車・半導体向けセラミックファイバー製品や工業炉向けの断熱関連製品などを手掛けるイソライト工業<5358>も、9月17日に上方修正を発表すると年初来高値を更新しております。同社の技術力や独自性には定評があり、テーマ性も人気化の余地ありですねぇ。 最後は循環器疾病に特化した医療機器販売会社であるディーブイエックス<3079>です。9月15日の上方修正後に動意して年初来高値を更新。調整したところを押し目と考えると、注視したいところです。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《RS》
関連銘柄 6件
3079 東証スタンダード
997
5/2 15:00
-1(%)
時価総額 10,748百万円
医療機器商社。アブソリューションカテーテル類や心臓ペースメーカ、ICD等を提供する。造影剤注入装置や疾患機器も扱う。循環器系分野に強みを持つ。今期3Q累計は主力の不整脈分野や虚血分野が足踏みとなった。 記:2024/04/08
5358 東証1部
1,196
3/28 14:59
-1(%)
時価総額 28,234百万円
耐火断熱材総合メーカー。耐火断熱れんが、セラミックファイバーなどを手掛け、高温用耐火断熱技術に定評。珪藻土焼成粒充填パイプなども事業領域。セラミックファイバー製品が伸長し、22.3期3Q累計は利益急伸。 記:2022/02/25
5644 東証スタンダード
3,840
5/2 14:59
-25(%)
時価総額 12,123百万円
鍛造部品メーカー。自動車や建設機械、農業機械向けのエンジン部品や足回り部品、トランスミッションギヤなどを展開。一部顧客の出荷停止の影響は限定的。自動車部品、建設機械部品は売上増。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/26
5697 東証スタンダード
538
5/2 14:41
+1(%)
時価総額 3,277百万円
みがき棒鋼や冷間圧造用鋼線が主力の二次加工メーカー。精密三次加工も手掛け、あらゆる鋼種・形状・寸法のみがき棒鋼の生産体制を確立。生産種類は1600超。冷間圧造用鋼線の数量増や値上げ効果で、3Q累計は増収。 記:2024/02/04
6998 東証スタンダード
1,273
5/2 15:00
-5(%)
時価総額 6,564百万円
タングステン、モリブデン、ファインセラミックスの精製加工会社。世界で初めて超硬合金製カッターを実用化。粉末冶金技術に定評。高耐久二軸押出機部材「MAZELLOY」に注力。材料費増加もあり3Q累計は足踏み。 記:2024/02/23
9888 東証スタンダード
1,104
5/2 15:00
-6(%)
時価総額 13,248百万円
ステンレス鋼等を扱う専門商社。機械装置の製造・販売も。中国に加工品の製販子会社。配当性向35~40%目安。ステンレス鋼は販売価格上昇。24.3期3Qはステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業が増収。 記:2024/04/08