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注目銘柄ダイジェスト(前場):ERI HD、JCRファーマ、エネチェンジなど

2021/10/1 11:52 FISCO
*11:52JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ERI HD、JCRファーマ、エネチェンジなど JCRファーマ<4552>:3130円(+339円) 大幅続伸。前日に22年3月期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来の187億円から217億円に引き上げ、契約金収入が期初予想を上回る見込みとなったもよう。また、武田薬品とハンター症候群に対する次世代治療薬の共同開発と事業化に向けた契約を締結したことも発表している。武田薬品にとって重点領域の1つとなる分野であり、販売ネットワークや知見があることから、最適な提携先とも評価されているようだ。 ERI HD<6083>:1350円(+300円) ストップ高。前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は3.5億円の黒字となり、前年同期比3.8億円の損益改善に。新設住宅着工戸数、非住宅建築物着工床面積ともに増加傾向となるなど、住宅事業者の回復が顕著で業績を後押しする形になっている。通期計画の7.9億円は据え置いているが、前期比増益見込み分3.9億円の大半は第1四半期で確保する形になっており、大幅な業績上振れも意識される状況のようだ。 グリー<3632>:716円 カ - ストップ高買い気配。前日に発表した高水準の自己株式取得実施がサプライズにつながっている。発行済み株式数の16.8%に当たる3500万株、350億円を取得上限としており、取得期間は10月1日から22年9月22日まで。取得目的としては、株主還元の一環、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることとしている。当面の需給面での下支えにつながっていくとの見方が優勢に。 楽天グループ<4755>:1115円(+34円) 大幅反発。連結子会社である楽天銀行の株式上場の準備を開始すると発表している。楽天銀行は株式上場後も重要な連結子会社であることを前提とするとコメントしており、株式上場後も3分の2以上の株式は保有する可能性が高いとみられている。モバイル事業の資金ニーズへの対応につながるほか、株式上場で楽天銀行の企業価値が顕在化することにより、同社グループ全体の価値も向上していくと期待される形に。 SUMCO<3436>:2164円(-87円) 大幅続落。300mm半導体用シリコンウェーハのグリーンフィールド投資の実施、並びに、6000万株の公募増資実施を前日に発表している。グリーンフィールド投資実施に伴うファイナンスへの懸念は従来からあったものの、発行新株は発行済株式数の約21%の水準となり、想定以上の希薄化につながるとのネガティブな反応が先行。なお、投資決定のタイミングも想定より早いとみられ、顧客との長期契約の締結は順調に進んでいると捉えられる。 エネチェンジ<4169>:4390円(+445円) 一時ストップ高を付け、年初来高値を更新している。海外のエネルギーベンチャー企業への投資に特化した脱炭素テックファンド「Japan Energy Capital 2号ファンド」を組成すると発表している。ファンドは最大5000万ドルを調達する予定で、ENECHANGEからは500万ドルを出資する。ファンドを通じて海外の技術や事業を取り込み、日本国内での優先的事業展開や事業シナジーを生むことで脱炭素社会の実現を加速させる狙い。 チームスピリット<4397>:862円(+16円) 大幅に4日ぶり反発。21年8月期の営業利益を従来予想の1.10億-1.40億円から1.69億円(前期実績2.85億円)に上方修正している。ダイレクトリクルーティングの強化や成功報酬が比較的安価な採用媒体の活用で採用費が圧縮できたため。営業インセンティブが想定を下回り、人件費が縮小したことも利益を押し上げる見通し。また、22年8月期も製品開発や新規顧客獲得のための先行投資を拡大させる方針を明らかにしている。 Amazia<4424>:1363円(+91円) 大幅に反発。21年9月期の営業利益を従来予想の1.70億円から2.50億円(前期実績10.97億円)に上方修正している。アクティブユーザー数伸び悩みや1人当たり課金売上低下の要因となっていた海賊版ウェブサイトの影響が下げ止まっているほか、積極的な広告宣伝が奏功しているため。8月30日に直近高値(1490円)を付けてから株価が軟調に推移していたことも買い戻しにつながっているようだ。 《ST》
関連銘柄 8件
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3632 東証プライム
426
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 76,574百万円
スマホゲームの運営等を行うゲーム・アニメ事業が主力。スマホ向けメタバース「REALITY」等のメタバース事業、DX事業、投資事業も展開。配当性向30%程度以上目処。ゲーム・アニメ事業では開発体制を強化。 記:2024/08/27
4169 東証グロース
338
11/22 15:30
+29(%)
時価総額 11,813百万円
電気ガス会社の比較・切替サイトを運営。EV充電器導入支援や電力管理サービスなども。EV充電器導入支援は設置台数増加。比較・切替サイトの売上回復を見込む。会計処理問題に対する再発防止策を発表し信頼回復へ。 記:2024/08/10
4397 東証グロース
375
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 6,170百万円
勤怠管理や工数管理、経費精算を提供するクラウドサービスを手掛ける。強固な顧客基盤やサポート体制が強み。契約社数は累計1960社超。累計契約ライセンス数は54万ライセンス超。新規領域中心に成長投資継続。 記:2024/10/25
4424 東証グロース
364
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 2,460百万円
国内最大級のマンガアプリ「マンガBANG!」を運営。女性向けマンガアプリ「マンガトート」、オリジナルマンガレーベル「マンガBANGコミックス」等も。オリジナル作品の制作強化、新規事業の創出等に注力。 記:2024/08/06
4552 東証プライム
724
11/22 15:30
+28(%)
時価総額 93,893百万円
遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」が主力。ムコ多糖症II型治療薬「イズカーゴ」等も手掛ける。メディパルHDが筆頭株主。血液脳関門通過技術を適用した新薬の研究開発などに取り組む。 記:2024/08/01
4755 東証プライム
879.4
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 1,892,070百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
6083 東証スタンダード
2,027
11/22 15:30
+56(%)
時価総額 15,875百万円
建築物の確認・検査業務、住宅性能評価等を行う日本ERIを中核とする持株会社。戸建住宅の審査に強みを持つ住宅性能評価センターなども傘下に持つ。中核事業ではM&Aでインフラ・ストック分野の事業領域を拡大。 記:2024/06/28