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前場に注目すべき3つのポイント~こう着感の強い相場展開ながら押し目買い意欲は強い~

2021/9/22 8:54 FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着感の強い相場展開ながら押し目買い意欲は強い~ 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:こう着感の強い相場展開ながら押し目買い意欲は強い ■日本オラクル、1Q営業利益 16.6%増 169億円 ■前場の注目材料:日本触媒、バイオ由来アクリル酸、30年までに量産化 ■こう着感の強い相場展開ながら押し目買い意欲は強い 22日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。21日の米国市場はNYダウが50ドル安だった。中国の不動産開発会社の危機は制御可能で、世界市場への影響は限定的にとどまるとの思惑が強まり買い先行で始まると、一時300ドルを超える上昇を見せた。しかし、中国経済の回復鈍化懸念はくすぶっているほか、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開催中で警戒感は拭えず下落に転じている。一方で、ハイテク株は押し目買い意欲が強く、ナスダックは上昇した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の29780円。円相場は1ドル109円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、横ばい推移から始まりそうであり、その後はこう着感の強い相場展開になろう。日本株市場では祝日による休場を控えているなか、FOMCの結果を控えているほか、中国恒大の社債利払い日が23日に控えていることから、休場中の混乱を警戒した流れが強まりやすく、積極的な売買は手控えられやすいと見られる。 一方で、昨日の大幅な下落で日経平均は3万円の大台を割り込んだものの、売り一巡後の底堅さは意識されていた。国内では次期政権による政策期待が根強く、大幅な調整局面における海外勢による押し目買い意欲の強さが窺えた。そのため、祝日前でポジションを圧縮する動きが強まるようであれば、押し目買いの好機といったセンチメントに向かわせそうだ。また、足元で海外勢による買い越し基調が続いており、日本株比率を引き上げる動きへの思惑も強い。アジア市場を対象としたファンドにとっては、リスク回避の動きから日本株比率を引き上げる動きは強まりやすいだろう。 また、マザーズ指数は2%を超える下落とはなったものの、25日線が支持線として機能する格好から下落幅を縮めていた。中小型株の底堅さも見られており、個人投資家においても冷静な対応を見せているとみられ、センチメントはそれ程悪化していないようである。個別に材料の出ている銘柄のほか、政策期待の高まりによるテーマ性のある銘柄への物色が見込まれよう。 ■日本オラクル、1Q営業利益 16.6%増 169億円 日本オラクル<4716>は第1四半期決算を発表。売上高が前年同期比5.8%増の503.88億円、営業利益は同16.6%増の169.46億円だった。コンセンサス(154億円程度)を上回る。国内の情報サービス産業においては、システム更新需要のほか、企業が収集するあらゆるデジタルデータを活用した業務効率化、急拡大しているリモートワークへの対応、エンドユーザーとの接点強化など企業成長、競争力強化を目的とするクラウドサービスや、Autonomous(自動化)、AI(人工知能)、マシーン・ラーニング(機械学習)、ディープ・ラーニング(深層学習)など新しいテクノロジーに対するIT投資が底堅く推移している。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(14746.40、+32.50) ・シカゴ日経先物は上昇(29780、大阪比+20) ・SOX指数は上昇(3345.03、+6.79) ・VIX指数は低下(24.36、-1.35) ・米原油先物は上昇(70.49、+0.35) ・次期首相による大型経済対策への期待 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・三菱UFJ<8306>米地銀売却、大企業向け集中 ・太陽誘電<6976>マレーシアでMLCC生産1.5倍 ・クボタ<6326>ヤマハ発と米新興に追加出資、自動収穫ロボで農作業者支援 ・伊藤忠<8001>海洋プラ由来の食品回収ボックス、ファミマに導入 ・伊藤忠<8001>バッテリー交換式EVトラックを開発、いすゞなど4社と ・丸紅<8002>米社の営業資産買収、車部品販売の拠点網拡充 ・クボタ<6326>インド向け農機増産、年1万2000台維持 ・TOWA<6315>中国に半導体樹脂封止装置の開発拠点 ・ダイセル<4202>LCP増産、台湾に重合プラント新設 ・花王<4452>皮脂RNAに特有情報、花王などパーキンソン病の早期診断に生かす ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) <海外> ・10:30 中・1年物ローンプライムレート 《ST》
関連銘柄 9件
4202 東証プライム
1,447.5
4/26 15:00
+23.5(%)
時価総額 438,510百万円
化学中堅。世界首位の自動車エアバッグ用ガス発生装置や液晶フィルム材料に強み。自動車生産の回復で自動車エアバッグ用インフレータは販売数量増。コスメ・健康食品事業は売上増。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/03/31
4452 東証プライム
6,385
4/26 15:00
-22(%)
時価総額 3,032,875百万円
トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
4716 東証スタンダード
11,785
4/26 15:00
+125(%)
時価総額 1,511,579百万円
企業向けソフト世界大手・米オラクル社の日本法人。2000年代初頭に築いたデータベースで膨大な顧客基盤を構築。ライセンスサポートは高い契約更新率維持。クラウドサービスは売上好調。24.5期2Qは2桁増益。 記:2024/02/02
6315 東証プライム
9,240
4/26 15:00
+340(%)
時価総額 231,305百万円
半導体製造装置メーカー。後工程用で大手。モールディング装置やシンギュレーション装置を製造、販売する。半導体製造装置用の精密金型も手掛ける。今期3Q累計はPCやスマートフォン等の民生品向けが足踏みとなった。 記:2024/03/07
6326 東証プライム
2,461.5
4/26 15:00
+30.5(%)
時価総額 2,954,408百万円
農業機械で世界有数。ダクタイル鉄管や水処理システム、小型建機、芝刈り機、空調機器なども展開。フランスの農作業機器メーカーBCT社をグループ化。北米の住宅やインフラ開発需要を取入れ、23.12期は利益急伸。 記:2024/03/30
6976 東証プライム
3,673
4/26 15:00
+76(%)
時価総額 478,291百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
8001 東証プライム
6,898
4/26 15:00
-11(%)
時価総額 10,932,571百万円
大手総合商社。繊維や機械、金属、エネルギー、化学、食料、住生活など、8カンパニー制で事業展開。ビッグモーターの事業を継承。今期3Q累計はエネルギーや化学品、金属が足踏みも、食料が回復、住生活が堅調だった。 記:2024/03/31
8002 東証プライム
2,706
4/26 15:00
+35.5(%)
時価総額 4,649,482百万円
大手総合商社。穀物と発電に強みを持つ。ライフスタイルや情報・物流、アグリに加え、化学品や金属、エナジー、資源開発、航空、船舶、金融等の事業を展開する。今期3Q累計はアグリや化学品、原料炭が足踏みとなった。 記:2024/03/31
1,552.5
4/26 15:00
+1(%)
時価総額 20,620,297百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28