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景気敏感株中心に買い優勢も、値がさハイテク株が指数の重荷に【クロージング】

2021/8/12 15:57 FISCO
*15:57JST 景気敏感株中心に買い優勢も、値がさハイテク株が指数の重荷に【クロージング】 12日の日経平均は5営業日ぶりに反落。55.49円安の28015.02円(出来高概算10億4000万株)で取引を終えた。前日の米国市場は、予想を下回った物価統計により過度なインフレ懸念が和らぎ、量的緩和の早期縮小観測が後退。素材や資本財などを中心に買われた流れが波及する格好から買いが先行し、一時28279.80円まで上昇。ただ、米長期金利が低下したことで、米グロース株が軟調だっただけに、半導体関連株など値がさ株の一角が引き続き弱い値動きとなり指数の重荷に。買い一巡後はこう着感の強い相場展開のなか、次第に戻り待ちの売りに押される展開。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数、値下がり銘柄数ともに1000程度でほぼ拮抗していた。セクター別では、海運が3.82%と大きく上昇したほか、鉱業、非鉄金属、化学など19業種が上昇。一方、陸運、空運、水産農林、電気機器など14業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、第一三共<4568>、信越化<4063>、電通グループ<4324>、安川電<6506>がしっかり。半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、オリンパス<7733>が軟化した。 前日発表の米消費者物価指数(CPI)のコアが前月比0.3%増と市場予想(0.4%増)を下回ったため、コロナ禍後の景気回復に伴うインフレ加速が一時的とみているFRBの見方に沿う内容で、素材や資本財などを中心に買われた流れを引き継いだ。また、海運市況の好調などを背景に郵船<9101>、商船三井<9104>といった海運株が上昇した。また、中小型株の決算が本格化するなか、国際紙パルプ商事<9274>、日本化学工業<4092>、エンビプロHD<5698>が堅調。一方、グレイステクノロジー<6541>、セレス<3696>が下落するなど明暗を分けた。 新型コロナウイルスの変異株(デルタ株)の感染拡大が続いているほか、東京などに出されている緊急事態宣言の延長観測もあり、国内経済の正常化に対する警戒感が拭えないだけに、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはつながらなかった。また、あすのオプション特別清算指数(SQ)算出日を控えた需給要因も影響したようである。 《FA》
関連銘柄 15件
3696 東証プライム
2,640
11/22 15:30
+311(%)
時価総額 31,904百万円
国内最大級のポイントサイト「モッピー」の運営等を行うモバイルサービス事業が主力。DX化支援、ブロックチェーン関連事業等も。モッピーの会員数は525万人超。ブロックチェーン関連はステーキングサービスが順調。 記:2024/06/15
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4092 東証プライム
2,436
11/22 15:30
+41(%)
時価総額 21,736百万円
無機化学製品や電子セラミック材料、電池材料等を手掛ける化学メーカー。1893年創業。チタン酸バリウムの設備能力増強進める。アジア地域中心に販売体制の強化図る。中期経営計画では27.3期売上490億円目標。 記:2024/06/13
4324 東証プライム
3,744
11/22 15:30
-17(%)
時価総額 1,011,498百万円
国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。メディア確保力、広告企画力などが強み。配当性向35%目標。内部投資で競争力、ケイパビリティの強化を図る。中国などでのコアビジネス再建に注力。 記:2024/07/08
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
434
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 13,112百万円
金属・廃棄物リサイクル等の資源循環事業、資源の国際流通等のグローバルトレーディング事業が柱。リチウムイオン電池リサイクル事業等も。グローバルトレーディング事業は堅調。28.6期売上高800億円目標。 記:2024/06/18
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
18
2/25 15:00
+1(%)
時価総額 511百万円
産業機械メーカーやソフトウェアメーカーに取扱説明書やマニュアルを作成・管理・運用するシステムを提供。企画、翻訳、コンサルも。22.3期1Qは売上堅調。MOS事業が売上牽引。HOTARUの連結効果等が寄与。 記:2022/01/15
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9101 東証プライム
4,975
11/22 15:30
-62(%)
時価総額 2,293,475百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9104 東証プライム
5,430
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 1,968,668百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
682
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 49,952百万円
紙・パルプの専門商社。1924年創立。海外における積極的なM&Aで世界大手の規模に。仕入先は約4000社。KPP八重洲ビル等の不動産賃貸も。パッケージング事業、ビジュアルコミュニケーション事業は拡大進む。 記:2024/06/03
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17