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日経平均はこう着も好決算銘柄への物色は活発【クロージング】

2021/8/6 16:05 FISCO
*16:05JST 日経平均はこう着も好決算銘柄への物色は活発【クロージング】 6日の日経平均は小幅に続伸。91.92円高の27820.04円(出来高概算9億9000万株)で取引を終えた。前日までの上昇の反動から、半導体関連株などが売られ、小反落して始まった。ただ、好業績銘柄への物色意欲は旺盛であり、日経平均は寄り付きの27709.22円を安値に切り返し、寄り付き後早い段階で一時27888.87円まで上昇した。しかし、今夜に予定される米雇用統計の発表や、3連休を前にした持ち高調整売りも散見され、その後は27800円を挟んだこう着が続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数、値下がり銘柄数ともに1000程度で拮抗していた。セクター別では、パルプ紙、石油石炭、精密機器、鉱業など18業種が上昇。一方、その他製品が2.67%と大きく下落したほか、倉庫・運輸、ゴム製品、水産農林など15業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、バンナムHD<7832>、NTTデータ<9613>、コナミHD<9766>、資生堂<4911>、太陽誘電<6976>が堅調。半面、ダイキン<6367>、信越化<4063>、キッコーマン<2801>、ファナック<6954>、テルモ<4543>が軟調だった。 引き続き好業績銘柄への物色意欲が強い展開だった。通期業績予想を上方修正したオリンパス<7733>や太陽誘電<6976>、NISSHA<7915>が堅調。また、資生堂は欧米を中心に販売が回復し、アナリスト予想を大きく上回ったことが材料視された。一方、先駆した海運株には利益確定売りが優勢となったほか、第1四半期が減益決算となった任天堂<7974>は大幅に反落した。また、上半期業績が当初計画を下回ったTHK<6481>は失望感から13%を超える急落に。 東京都の新型コロナの1日の新規感染者数が初めて5000人を超え、過去最多を記録するなど感染拡大が続くなか、国内景気の回復遅延が意識される展開は今後も続きそうで、相場の重しになりそうだ。また、米国でも新型コロナの変異株(デルタ株)の感染再拡大により、景気回復のピークアウト懸念がくすぶるなか、雇用統計の内容が重要だ。雇用者数の堅調な増加が見込まれているだけに、弱い内容となれば、長期金利の急低下や変異株懸念が投資家の不安心理をあおることにつながりそうで、統計の結果と米国市場の動きが気掛かり材料に。 《FA》
関連銘柄 14件
2801 東証プライム
1,678.5
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6481 東証プライム
3,590
11/22 15:30
+115(%)
時価総額 466,187百万円
機械要素部品メーカー。直動案内部品「LMガイド」、ボールスプライン、ボールねじ等を手掛ける。LMガイドは世界トップシェア。免震装置等も。配当性向は30%基本。グローバル展開等で製品市場の拡大を図る。 記:2024/08/10
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
3,142
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 2,073,720百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
7915 東証プライム
1,686
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 85,743百万円
IMD、転写箔、蒸着紙等を手掛ける産業資材が柱。フィルムタッチセンサー、低侵襲医療用手術機器等も。1929年創業。京都府京都市に本社。旧社名は日本写真印刷。産業資材事業では生産性、効率性の改善進む。 記:2024/10/12
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9766 東証プライム
14,675
11/22 15:30
+375(%)
時価総額 2,105,863百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12