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前場に注目すべき3つのポイント~ギャップスタート後の28000円を固める動きに注目か~

2021/7/26 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~ギャップスタート後の28000円を固める動きに注目か~ 26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ギャップスタート後の28000円を固める動きに注目か ■日電産、1Q営業利益60.3%増 445億円、コンセンサスを上回る ■前場の注目材料:KYB、eアクスル用油圧ポンプ事業化狙う、開発着手 ■ギャップスタート後の28000円を固める動きに注目か 26日の日本株市場は強含みの相場展開が見込まれる。23日の米国市場はNYダウが238ドル高だった。長期金利が再び上昇したため、新型コロナ流行再燃による景気回復鈍化への警戒感が後退する一方で、良好な企業決算が相次いでおり、決算を控えているハイテク関連にも期待感から買いが膨らんだ。主要株式指数は史上最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比620円高の28180円。円相場は1ドル110円50銭台で推移している。 日本が連休中の米国市場は4日続伸で主要な株式指数は史上最高値を更新しており、シカゴ先物は節目の28000円を突破してきており、この流れを引き継ぐ格好から買い優勢の相場展開が見込まれる。21日の日経平均は大幅に反発して始まったものの、5日線に上値を抑えられる形状であったが、同線を明確に上放れてくる可能性が高いだろう。5日線を突破し、28000円を固めてくる動きを見せてくるようであれば、一先ず直近安値と5月安値とのボトム形成が意識されそうである。 ただし、米国は良好な決算を材料視した物色を見せているものの、国内では第1弾の決算ピークを迎えるため、様子見姿勢が強まる可能性はある。米国との連動性は限られるほか、足元での低水準のボリュームでは次第にこう着感が強まることも考えられよう。買い一巡後にショートの動きを見せてくる可能性もあるなか、まずは28000円をキープすることが必要か。 物色の流れとしては、朝方は先物主導での上昇となることから、指数インパクトの大きい値がさ株が指数をけん引する格好となる。その後もインデックスに絡んだ商いが中心になりやすいだろうが、NT倍率は低下傾向を続けていることもあり、225型からTOPIX型にシフトしやすい需給状況ではある。調整基調が続いているファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>などの戻りを見極めたいところ。もっとも、米国ではハイテク企業の決算を控えていることもあり、決算評価の動きが強まるようだと、ハイテク株への物色からNT倍率の反転も意識しておきたいところでもある。 ■日電産、1Q営業利益60.3%増 445億円、コンセンサスを上回る 日電産<6594>が発表した第1四半期業績は、売上高は前年同期比32.8%増の4474.70億円、営業利益が同60.3%増の445.55億円だった。コンセンサス(420億円程度)を上回る。EVの駆動モーターについて、引き合い、受注ともに順調に増えているとして、2025年度の出荷台数見通しを従来の250万台から280万台に引き上げている。一方で、通期計画を据え置いていることから、市場の反応は限られよう。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27548.00、+159.84) ・NYダウは上昇(35061.55、+238.20) ・ナスダック総合指数は上昇(14836.99、+152.39) ・シカゴ日経先物は上昇(28180、大阪比+620) ・1ドル110円50-60銭 ・SOX指数は上昇(3280.06、+20.64) ・VIX指数は低下(17.20、-0.49) ・米原油先物は上昇(72.07、+0.16) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・KYB<7242>eアクスル用油圧ポンプ事業化狙う、開発着手 ・IHI<7013>宇宙用極低温冷凍冷蔵庫、バイオ医薬用に応用展開 ・堀場製作所<6856>独電源装置企業を買収 ・FUJI<6134>中国工場増強、工作機械、23年めど能力2倍 ・SCSK<9719>NECとDC事業で協業 ・積水化<4204>欧ミタルと開発、CO2分離・回収と再利用技術 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・07:45 NZ・6月貿易収支(5月:+4.69億NZドル) 《ST》
関連銘柄 9件
4204 東証プライム
2,323
11/22 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,032,590百万円
新築住宅事業やリフォーム事業等の住宅部門、液晶用微粒子や半導体材料等の高機能プラスチックス部門が柱。塩化ビニル管、メディカル事業等も。リフォーム事業は断熱リフォームなど改装の拡販、営業人員の拡充図る。 記:2024/08/02
6134 東証プライム
2,232.5
11/22 15:30
+1.5(%)
時価総額 218,392百万円
電子部品実装ロボットメーカー。愛知県知立市に本社。高速装着機「NXT」が主力。NC旋盤中心の工作機械、移乗サポートロボット等も手掛ける。拡張型オールインワン装着機「AIMEXR」など新世代機種の拡販図る。 記:2024/08/06
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6856 東証プライム
8,276
11/22 15:30
+222(%)
時価総額 349,520百万円
分析計測機器の総合メーカー。エンジン排ガス測定装置で世界トップシェア。大気汚染監視用分析装置、血球計数装置等も手掛ける。京都府京都市に本社。エネルギー・環境等が注力分野。28.12期売上4500億円目標。 記:2024/08/10
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7242 東証プライム
4,995
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 126,044百万円
1919年創業の油圧機器メーカー。自動車用ショックアブソーバで世界シェアトップクラス。産業用油圧機器や航空機器、特装車両等も。トヨタなどが主要取引先。収益力改善図る。26.3期売上高4700億円目標。 記:2024/10/21
9719 東証プライム
2,841
11/22 15:30
-6(%)
時価総額 888,878百万円
住友商事グループのITサービス大手。システム開発やITインフラ構築、コンサル、BPO、検証サービス等を手掛ける。第一生命などが主要取引先。システム開発は売上順調。中計では26.3期営業利益650億円目標。 記:2024/06/18
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17