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世界的な新型コロナ変異株の感染拡大を懸念した売りが優勢に【クロージング】

2021/7/20 16:15 FISCO
*16:15JST 世界的な新型コロナ変異株の感染拡大を懸念した売りが優勢に【クロージング】 20日の日経平均は5営業日続落。264.58円安の27388.16円(出来高概算10億8000万株)で取引を終えた。週明けの海外市場は、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の世界的な感染拡大が景気回復の妨げになるのと見方が広がり、欧米の主要株価指数は大幅に続落。東京市場もリスク回避の動きが波及する格好となり、日経平均は前場中盤に27330.15円まで下押しした。その後、時間外取引で米株先物が一時的に反発したほか、5月安値とのボトム形成が意識されるなか、前引けにかけて下げ渋る場面も見られた。ただし、先行き懸念は払しょくされず買い戻し一巡後は安値圏でのもみ合う展開だった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1600を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、精密機器と食料品を除く31業種が下落しており、鉱業、不動産、非鉄金属、石油石炭、空運などの下落が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、キヤノン<7751>、エプソン<6724>、オリンパス<7733>、キッコーマン<2801>、塩野義<4507>が堅調。半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、TDK<6762>が下落した。 世界的に新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染拡大が投資家心理を冷え込ませた。また、米長期金利が1.2%を下回ったほか、円高進行、石油輸出国機構(OPEC)プラスによる2022年までの供給増加観測も重しとなり、ハイテク関連株や金融株、石油関連株などに値を消す銘柄が目立っていた。一方、業績予想を上方修正したキヤノンが9%超と急騰したほか、新型コロナウイルス向け治療薬の製造販売が特例承認された中外薬<4519>は小幅に続伸した。 東京五輪の開幕を控えて人の流れが一段と活発化することが想定され、コロナ変異株の感染爆発への懸念が拭えていない。また、日経平均が一時5月の急落時の安値(27385円)水準を割り込んだことから、1月につけた年初来安値(27055.94円)が意識されてくるといった声も聞かれ始めている。一方、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の買いや、このところ動きのない日銀による上場投資信託(ETF)買いへの思惑も根強く、売りが一巡した後は押し目を拾う動きも。ただ、目先は個別材料株を中心とした選別色の強い展開との見方が大勢か。 《FA》
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2801 東証プライム
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1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4507 東証プライム
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時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4519 東証プライム
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大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
6367 東証プライム
18,295
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-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6724 東証プライム
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時価総額 1,043,025百万円
インクジェットプリンター大手。1942年設立。POSシステム関連製品、ラベルプリンター、液晶プロジェクター、産業用ロボット等も。オフィスプリンティング、商業・産業プリンティングなどを成長領域に位置付け。 記:2024/10/14
6762 東証プライム
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時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6954 東証プライム
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+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
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時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7751 東証プライム
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+61(%)
時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
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+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17