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世界景気の回復ペースの鈍化懸念やETF絡みの需給警戒【クロージング】

2021/7/7 16:07 FISCO
*16:07JST 世界景気の回復ペースの鈍化懸念やETF絡みの需給警戒【クロージング】 7日の日経平均は反落。276.26円安の28366.95円(出来高概算10億6000万株)で取引を終えた。前日の欧米市場では、6月の米ISM非製造業景況指数が予想以上に拡大ペースが鈍化したほか、ドイツZEW期待指数は1月以来の低い水準となるなど、世界景気の回復期待が後退。国内でも新型コロナウイルスの感染再拡大や上場投資信託(ETF)の分配金捻出を目的とした換金売りを警戒したヘッジ売りも散見され、寄り付き直後に一時28161.75円まで下押しした。売り一巡後は持ち直しを見せているものの、28300円を挟んだこう着に。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1700を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、精密機器を除く32業種が下落しており、鉱業、石油石炭、保険、鉄鋼、銀行など弱さが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、テルモ<4543>、NTTデータ<9613>、ヤマトHD<9064>、ミネベア<6479>がしっかり。一方、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>、キッコーマン<2801>が軟調だった。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートとなり、ヘッジ対応の先物売りなどが膨らんだ。また、懸念されているETF分配金捻出のための売りが明日、明後日の2日間で約8000億円規模に達すると見られている。先回り的な動きが意識されるなか、指数寄与度の高い値がさ株中心に値を下げる銘柄が目立った。また、原油安を受けて石油関連や鉱業、商社株が値を消したほか、米金利の低下を受けて、金融セクターも冴えない展開に。一方、朝安で始まったレーザーテック<6920>やHOYA<7741>、村田製<6981>などハイテク関連株の一角がしっかりだった。 ETFの分配金捻出目的の売りなどにより需給不安が燻ることから、目先的には軟調な展開を強いられそうだ。また、投資家の関心は今月末から本格化する企業決算に移っており、業績内容を確認するまでは慌てて買い出動する必要はないと見る向きが多い。さらに、米国では6月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の発表が控えており、量的緩和の縮小や利上げのタイミングについての思惑などの反応を見極めたいところでもある。 《FA》
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しょうゆメーカー最大手。しょうゆに加え、つゆやたれ、トマト加工品、缶詰等の食品、野菜飲料や豆乳の飲料、酒類を製造、販売する。今期3Q累計は国内のしょうゆや食品が堅調に推移した。海外も食品が堅調だった。 記:2024/04/07
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大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
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医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6479 東証プライム
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時価総額 1,249,639百万円
極小ベアリングに強み。モータや液晶用バックライト、アナログ半導体等も手掛ける。プレシジョンテクノロジーズ事業は増収。航空機関連の需要増でロッドエンドベアリングは売上増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/03/05
6920 東証プライム
40,670
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時価総額 3,834,612百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6981 東証プライム
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7741 東証プライム
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9064 東証プライム
2,021
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時価総額 767,626百万円
宅配便最大手。「クロネコヤマトの宅急便」を展開。法人客約1万社。国内シェア約50%。宅急便のネットワークを活用した企業間物流の取り組みを推進。国際輸送一服も、固定資産売却益計上により、3Q累計は最終増益。 記:2024/02/06
9613 東証プライム
2,456.5
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時価総額 3,445,241百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07
9983 東証プライム
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-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
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時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10