マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
43,870.35
+461.88
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 3:25:38
15,319,197
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

世界景気の回復ペースの鈍化懸念やETF絡みの需給警戒【クロージング】

2021/7/7 16:07 FISCO
*16:07JST 世界景気の回復ペースの鈍化懸念やETF絡みの需給警戒【クロージング】 7日の日経平均は反落。276.26円安の28366.95円(出来高概算10億6000万株)で取引を終えた。前日の欧米市場では、6月の米ISM非製造業景況指数が予想以上に拡大ペースが鈍化したほか、ドイツZEW期待指数は1月以来の低い水準となるなど、世界景気の回復期待が後退。国内でも新型コロナウイルスの感染再拡大や上場投資信託(ETF)の分配金捻出を目的とした換金売りを警戒したヘッジ売りも散見され、寄り付き直後に一時28161.75円まで下押しした。売り一巡後は持ち直しを見せているものの、28300円を挟んだこう着に。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1700を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、精密機器を除く32業種が下落しており、鉱業、石油石炭、保険、鉄鋼、銀行など弱さが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、テルモ<4543>、NTTデータ<9613>、ヤマトHD<9064>、ミネベア<6479>がしっかり。一方、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>、キッコーマン<2801>が軟調だった。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートとなり、ヘッジ対応の先物売りなどが膨らんだ。また、懸念されているETF分配金捻出のための売りが明日、明後日の2日間で約8000億円規模に達すると見られている。先回り的な動きが意識されるなか、指数寄与度の高い値がさ株中心に値を下げる銘柄が目立った。また、原油安を受けて石油関連や鉱業、商社株が値を消したほか、米金利の低下を受けて、金融セクターも冴えない展開に。一方、朝安で始まったレーザーテック<6920>やHOYA<7741>、村田製<6981>などハイテク関連株の一角がしっかりだった。 ETFの分配金捻出目的の売りなどにより需給不安が燻ることから、目先的には軟調な展開を強いられそうだ。また、投資家の関心は今月末から本格化する企業決算に移っており、業績内容を確認するまでは慌てて買い出動する必要はないと見る向きが多い。さらに、米国では6月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の発表が控えており、量的緩和の縮小や利上げのタイミングについての思惑などの反応を見極めたいところでもある。 《FA》
関連銘柄 11件
2801 東証プライム
1,678.5
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6479 東証プライム
2,435.5
11/22 15:30
-44.5(%)
時価総額 1,040,156百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7741 東証プライム
19,375
11/22 15:30
-95(%)
時価総額 6,799,831百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
9064 東証プライム
1,726
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 622,216百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17