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前場に注目すべき3つのポイント~上方修正を発表した郵船の株価動向でセンチメントを見極め~

2021/7/2 8:49 FISCO
*08:49JST 前場に注目すべき3つのポイント~上方修正を発表した郵船の株価動向でセンチメントを見極め~ 2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:上方修正を発表した郵船の株価動向でセンチメントを見極め ■郵船、22/3上方修正 営業利益1300億円←660億円 ■前場の注目材料:丸紅、ソルトン買収、コネクター大型品販売 ■上方修正を発表した郵船の株価動向でセンチメントを見極め 2日の日本株市場は引き続きこう着感の強い相場展開が続きそうである。1日の米国市場ではNYダウが131ドル高だった。週次の失業保険申請件数がパンデミックによる経済封鎖が始まった昨年3月中旬以降で最小となったため労働市場の回復期待が一段と強まり買い優勢の展開。原油高も手伝い終日堅調に推移し、引けにかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円高の28785円。円相場は1ドル111円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まろう。ただし、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすいと見られる。米国では新たな四半期に入ったこともあり、資金流入への期待から景気敏感株を中心に買われているが、一方で、マイクロンテクノロジーは予想を上回る決算ながらも材料出尽くしといった流れからか売られている。雇用統計の発表を控えているとはいえ、長期金利の低下傾向も続いていることから地合いは悪くないだけに、今後本格化する決算を前に慎重にさせそうである。 日経平均は29000円辺りに位置している75日線に上値を抑えられる格好から、今週は緩やかな調整が続いている。28500円水準での底堅さは意識されるものの、足元では25日線辺りも抵抗に変わってきているところであり、積極的にリバウンドを狙いにいく動きは期待しづらいところであろう。米国市場の上昇や雇用統計の発表を控えて短期筋のショートカバーは意識されるだろうが、週明け5日の米国市場は独立記念日の振替祝日で休場となるため、海外勢のフローも期待しづらい。そのため、先物主導によるインデックスに絡んだ商いの影響を受けやすい点については注意しておきたい。 物色の流れとしては個人主体の売買が中心になりやすく、マザーズやJASDAQなど中小型株での短期的な値幅取り狙いに。また、昨日はこれまで強い上昇が続いていた海運セクターに対する利益確定の動きが目立っていた。一方で、昨日の取引終了後に郵船<9101>が通期業績予想の上方修正を発表している。内容としてはコンセンサスを上回る修正であるため、ポジティブである。そのため、上方修正を受けて、改めて買い直されるかが注目されよう。反対に材料出尽くし感から利食いの動きが強まるようだと、景気敏感株への利食いの動きが広がりを見せてくる可能性はありそうだ。 ■郵船、22/3上方修正 営業利益1300億円←660億円 郵船<9101>は2022年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1兆5000億円から1兆8000億円、営業利益は660億円から1300億円に上方修正した。持分法適用会社OCEAN NETWORK EXPRESS PTE.LTD.の業績が想定以上に堅調に推移。加えて、好調なドライバルク市況等により、不定期専用船事業においても収支の良化を見込んでいる。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(34633.53、+131.02) ・ナスダック総合指数は上昇(14522.38、+18.42) ・シカゴ日経先物は上昇(28785、大阪比+155) ・1ドル111円50-60銭 ・VIX指数は低下(15.48、-0.35) ・米原油先物は上昇(75.23、+1.76) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・丸紅<8002>ソルトン買収、コネクター大型品販売 ・日産自<7201>英でEV生産、1540億円投資、電池工場も新設 ・7&IーHD<3382>新中計、海外コンビニで成長、25年度ROE10% ・ブリヂストン<5108>ブラジル工場増強、電動車向け高インチタイヤ需要対応 ・THK<6481>デジタル人材研修拡大、1000人規模、eラーニングも導入 ・IHI<7013>高層クレーン運転支援、三井住友建と開発 ・マクセルHD<6810>ADB対応レンズ開発、車向けLEDヘッドランプ照準 ・東レ<3402>中国で浄水器拡大、製品拡充・店舗増やす ・信越化<4063>温室ガス削減策強化、電力自給率など向上 ・三洋化成<4471>寝具用発泡ウレタン原料、低反発で通気性4倍 ・協和キリン<4151>家庭医薬品生産、23年9月で終了 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 6月マネタリーベース(5月:前年比+22.4%) <海外> ・特になし_ 《ST》
関連銘柄 12件
2,556.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4151 東証プライム
2,523
11/22 15:30
-22(%)
時価総額 1,362,420百万円
キリンHD傘下の製薬会社。骨・ミネラル、血液がん・難治性血液疾患など疾患領域に注力。FGF23関連疾患治療剤「クリースビータ」などが主要製品。バイオテクノロジー、抗体医薬に強み。腎性貧血治療剤は順調。 記:2024/10/09
4471 東証プライム
4,010
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 94,375百万円
機能化学品メーカー。高吸水性樹脂、界面活性剤等が主要製品。永久帯電防止剤、アルミ電解コンデンサ用電解液など高シェア製品多数。配当性向30%以上目処。中期経営計画では26.3期営業利益150億円目標。 記:2024/06/09
5108 東証プライム
5,395
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 3,850,401百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
6481 東証プライム
3,590
11/22 15:30
+115(%)
時価総額 466,187百万円
機械要素部品メーカー。直動案内部品「LMガイド」、ボールスプライン、ボールねじ等を手掛ける。LMガイドは世界トップシェア。免震装置等も。配当性向は30%基本。グローバル展開等で製品市場の拡大を図る。 記:2024/08/10
6810 東証プライム
1,667
11/22 15:30
-6(%)
時価総額 82,843百万円
各種リチウム電池やIoT電源システム、産業用テープ等の機能性部材料、車載用光学部品、理美容機器等を手掛ける。LEDヘッドランプレンズで世界トップシェア。小野事業所に新ライン構築で一次電池の生産能力増強へ。 記:2024/10/20
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
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時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9101 東証プライム
4,975
11/22 15:30
-62(%)
時価総額 2,293,475百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04