マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,239.66
+153.86
暗号資産
FISCO BTC Index
4/28 2:17:17
9,949,734
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

狭いレンジでのこう着相場のなか、アフターコロナ意識の物色に【クロージング】

2021/6/9 16:23 FISCO
*16:23JST 狭いレンジでのこう着相場のなか、アフターコロナ意識の物色に【クロージング】 9日の日経平均は続落。102.76円安の28860.80円(出来高概算9億9000万株)で取引を終えた。米国では10日に発表される消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの模様眺めムードは強く方向感に欠ける相場展開となった。また、週末のメジャーSQを控えていることから先物市場ではロールオーバー中心の売買となるなか、積極的に仕掛けてくる動きは見られなかった。日経平均は寄り付き後につけた28932.03円が高値、その5分後につけた28801.83円が安値となり、終日このレンジ内での推移が続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、空運が3.26%と大きく上昇したほか、不動産、鉱業、医薬品など13業種が値上がり。一方、海運が3.33%と大幅に下落したのをはじめ、パルプ紙、証券・商品先物、機械など19業種が下落、変わらず1業種だった。指数インパクトの大きいところでは、エーザイ<4523>が連日のストップ高で日経平均を約54円支えたほか、ファナック<6954>、テルモ<4543>、ソフトバンクG<9984>が堅調。半面、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>が軟調だった。 新規の手掛かり材料に乏しいなか、本日も個別材料株に資金がシフト。エーザイのほか、大日住薬<4506>と新規抗うつ・抗不安薬候補化合物を共同で研究開発する日ケミファ<4539>もストップ高まで買われるなど医薬品セクターに買いが波及する動き。また、米国務省が日本への渡航警戒レベルを「渡航中止」から「渡航を再検討」へと1段階引き下げたため、経済活動正常化への期待感から空運株などアフターコロナに関連するセクターや銘柄に値幅取り狙いの資金が向かった。一方、米金利低下を受けて銀行株が値を消すなど金融セクターは敬遠されたほか、強い基調が続いていた海運株は利食い先行から上げ一服に。 日経平均は75日線水準を上値に、25日線水準を下値としたレンジ内の動きが続いており、この水準を突破するには新たなきっかけ材料が必要。一方、米長期金利は低下傾向にあるものの、NY原油先物相場が1バレル=70ドル前後で推移しており、米国のインフレ懸念は拭えていない。このため、米CPIの結果を見極めたいとの思惑が強い。一方、国内で新型コロナワクチン接種が加速化していることから、アフターコロナに関連する物色が見られている点はポジティブと受け止める向きも。 《FA》
関連銘柄 10件
4506 東証プライム
410
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 163,139百万円
住友化学傘下の製薬会社。精神・神経領域に強み。24.3期3Q累計は北米で独占販売期間終了の抗精神病薬「ラツーダ」が失速。注力品の前立腺がん薬や子宮筋腫薬も冴えず。想定以上に膨張の構造改革費用も利益に響く。 記:2024/02/08
4523 東証プライム
6,240
4/26 15:00
-19(%)
時価総額 1,850,578百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
4539 東証スタンダード
1,590
4/26 15:00
-22(%)
時価総額 6,775百万円
医療用薬は後発品にシフト。新薬開発、臨床検査薬も。24.3期3Q累計はアレルギー検査薬が好伸。受託試験も堅調。だが薬価改定影響で柱の後発薬が足踏み。抗がん剤候補の開発費も嵩む。通期では営業黒字復帰を計画。 記:2024/03/12
4543 東証プライム
2,610.5
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 3,891,465百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
21,160
4/26 15:00
+760(%)
時価総額 6,202,292百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6857 東証プライム
5,389
4/26 15:00
+47(%)
時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,528
4/26 15:00
+73(%)
時価総額 4,571,229百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10