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個別物色中心で29000円を挟んだこう着相場に【クロージング】

2021/6/8 16:16 FISCO
*16:16JST 個別物色中心で29000円を挟んだこう着相場に【クロージング】 8日の日経平均は小幅に反落。55.68円安の28963.56円(出来高概算9億2866万株)で取引を終えた。米食品医薬品局(FDA)は、エーザイ<4523>と米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー型認知症治療薬候補「アデュカヌマブ」を承認した。米当局がアルツハイマー治療薬を承認するのは初めてとなり、これを受けてバイオジェンは38%超の上昇となった。この流れからエーザイに買いが集中したほかハイテク株の一角が買われ、日経平均は一時29140.68円まで上昇する場面があった。しかし、その後は指数インパクトの大きい値がさ株が総じて軟調ななか、29000円を挟んだ動きとなった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、前日に続いて海運が2.0%を超える上昇となったほか、医薬品、電気ガス、空運など17業種が上昇。一方、パルプ紙、非鉄金属、機械、保険など16業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、エーザイ、第一三共<4568>、テルモ<4543>、トレンド<4704>が堅調。半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>が軟調だった。 エーザイが大量の買い物を集めストップ高まで買われたほか、武田<4502>、第一三共などの医薬品セクターにも買いが波及した。また、エーザイとアルツハイマー型認知症の血液検査キットを共同開発しているシスメックス<6869>も大幅に上昇した。ただし、その他はアフターコロナを見据えた企業活動の本格的な再開による荷動き回復への期待から海運株人気が目立つ程度で、全般は新規の手掛かり材料に乏しく模様眺めムードの強い展開が続いた。 やはり市場関係者の関心は米国のインフレ懸念だ。10日に発表される5月の米消費者物価指数(CPI)の内容や翌週に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)の動向も警戒されている。市場では「米国の量的緩和政策を巡って転換点が訪れる可能性もある」との指摘も聞かれた。また、国内でも週末には先物オプション特別清算指数(SQ)算出日を迎える。SQに絡んだロールオーバー中心の売買のなかでは、方向性は出にくいと見えられる。 《FA》
関連銘柄 10件
4502 東証プライム
4,069
4/19 15:00
-20(%)
時価総額 6,438,277百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4523 東証プライム
5,901
4/19 15:00
+77(%)
時価総額 1,750,042百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
4543 東証プライム
2,538.5
4/19 15:00
-36(%)
時価総額 3,784,134百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4568 東証プライム
4,636
4/19 15:00
+100(%)
時価総額 9,026,450百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
4704 東証プライム
7,714
4/19 15:00
-113(%)
時価総額 1,086,108百万円
ウイルス対策ソフトで国内トップ。世界でも上位に位置。24.12期は欧州・アジア太平洋地域を牽引役に売上伸長を想定。販管費を前期並みに抑えて営業最高益を見込む。リストラ関連特損は解消。配当性向は70%目安。 記:2024/03/11
6367 東証プライム
19,215
4/19 15:00
-290(%)
時価総額 5,632,186百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6869 東証プライム
2,322
4/19 15:00
-128.5(%)
時価総額 1,461,177百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は2桁増。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの売上などが増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/25
6954 東証プライム
4,265
4/19 15:00
-73(%)
時価総額 4,305,718百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
9983 東証プライム
40,520
4/19 15:00
-430(%)
時価総額 12,894,315百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,648
4/19 15:00
-228(%)
時価総額 13,177,152百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10