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米国株見通し:底堅い値動きか、緩和長期化への思惑で

2021/6/2 15:01 FISCO
*15:01JST 米国株見通し:底堅い値動きか、緩和長期化への思惑で (14時50分現在) S&P500先物      4,200.38(+1.88) ナスダック100先物  13,654.88(+6.13) グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル高。NY原油先物(WTI)は堅調地合いとなり、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。 1日の取引で主要3指数はまちまち。S&Pとナスダックは下げに転じたが、ダウは45ドル高の34575ドルと、4日続伸で取引を終えた。この日発表されたISM製造業景況指数は景気の好不況の境目である50を大きく上回ったが、雇用指数が予想外に弱い内容に。過去最高値圏での推移が続き短期的な調整売りが出やすいなか、経済指標を手がかりに売りが強まる場面もあった。ただ、10年国債利回りの反落は、買戻しの手がかりとなったようだ。 本日は底堅い値動きか。今週末の雇用統計が注目されるなか、前日のISM製造業景況指数の弱い雇用指数を嫌気した売りが続く見通し。明日のADP雇用統計も民間部門雇用者数は前回を下回ると予想され、積極的な買いは入りづらいだろう。半面、連邦準備制度理事会(FRB)当局者の慎重姿勢は、引き続き買い要因に。今晩予定される討論会でシカゴ、アトランタ、ダラスの連銀総裁から緩和政策の長期化に関する発言が聞かれれば、株買いを後押ししそうだ。 《TY》