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26日の米国市場ダイジェスト:NYダウ10ドル高、高値圏では上値重く小幅高

2021/5/27 7:45 FISCO
*07:45JST 26日の米国市場ダイジェスト:NYダウ10ドル高、高値圏では上値重く小幅高 ■NY株式:NYダウ10ドル高、高値圏では上値重く小幅高 米国株式市場は反発。ダウ平均は10.59ドル高の34323.05ドル、ナスダックは80.82ポイント高の13738.00で取引を終了した。新型コロナワクチンの接種が進み、経済活動の正常化を後押しするとの見方から、寄り付き後、上昇。買いが先行して始まったが、買いが一巡すると伸び悩んだ。高値圏にあるダウは、利益確定の売りも出やすく、上値が重い。午後に入ると前日の終値近辺で推移した。一方、ナスダックは長期金利が安定していることを背景に終日堅調に推移した。セクター別では、自動車・自動車部品、耐久消費財・アパレルが上昇した一方、ヘルスケア機器・サービス、医薬品・バイオテクが下げた。 自動車メーカーのフォード・モーター(F)は電気自動車への投資を拡大すると発表し、上昇。決算が好感されたアパレル大手のアーバン・アウトフィッターズやスポーツ用品のディックス・スポーティング・グッズ(DKS)も上昇した。ゲーム販売のゲームストップ(GME)や映画館運営のAMC(AMC)は再び投機的な売買の対象となっており、急伸した。一方、アマゾン・ドット・コム(AMZN)が薬局の実店舗展開を検討しているとの報道で、ドラッグストアのCVSヘルス(CVS)やウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)が売られた。 クラウドデータプラットフォームを提供するスノーフレイク(SNOW)は引け後に発表した第1四半期の決算で、赤字幅が拡大したことが嫌気され、時間外で大きく下落している。 Horiko Capital Management LLC ■NY為替:日本の景気判断引き下げや米長期金利上昇でドル買い・円売り 26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円87銭から109円18銭まで上昇し、109円14銭で引けた。日本の景気総括判断の下方修正や緊急事態宣言の再延長要請の動きなどを受けて円売りがみられた。また、米財務省の5年債の結果は順調だったものの、米長期金利が上昇し、ドル買いも強まった。クオールズ米FRB副議長がテーパリングに言及した。 ユーロ・ドルは1.2240ドルから1.2182ドルまで下落し、1.2193ドルで引けた。ユーロ・円は133円30銭まで上昇後、133円00銭まで下落した。 ポンド・ドルは1.4168ドルから1.4112ドルまで下落。ドル・スイスフランは0.8948フランまで下落後、0.8987フランまで上昇した。 ■NY原油:小幅高で66.21ドル、需要増大の思惑残る NY原油先物7月限は、小幅高(NYMEX原油7月限終値:66.21 ↑0.14)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+0.14ドルの66.21ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは65.25ドル−66.43ドル。ニューヨーク市場の序盤にかけて65.25ドルまで下落したが、米国株式は下げ渋ったこと、原油需要増大の思惑は消えていないことから、66ドル台を回復。通常取引終了後の時間外取引で66.35ドルまで戻している。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 42.04ドル +0.03ドル(+0.07%) モルガン・スタンレー(MS) 89.35ドル +0.49ドル(+0.55%) ゴールドマン・サックス(GS)367.40ドル +2.89ドル(+0.79%) インテル(INTC) 56.92ドル +0.05ドル(+0.09%) アップル(AAPL) 126.85ドル -0.05ドル(-0.04%) アルファベット(GOOG) 2433.53ドル +24.46ドル(+1.02%) フェイスブック(FB) 327.66ドル -0.13ドル(-0.04%) キャタピラー(CAT) 237.71ドル +0.54ドル(+0.23%) アルコア(AA) 36.55ドル +1.40ドル(+3.98%) ウォルマート(WMT) 142.17ドル -0.17ドル(-0.12%) 《ST》