マーケット
3/29 15:15
40,369.44
+201.37
39,807.37
+47.29
暗号資産
FISCO BTC Index
3/29 23:33:18
10,657,186
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米インフレ懸念で投資家心理が悪化しリスク回避の売り膨らむ【クロージング】

2021/5/13 16:20 FISCO
*16:20JST 米インフレ懸念で投資家心理が悪化しリスク回避の売り膨らむ【クロージング】 13日の日経平均は大幅続落。699.50円安の27448.01円(出来高概算14億0835万株)と終値ベースでは1月29日以来約3カ月半ぶりに28000円を割り込んだ。市場予想を上回る米経済指標を背景にインフレ懸念が市場ムードを悪化させ、ハイテク関連株など値がさ株中心に売りが続いた。午後に入ると、堅調に推移していたNYダウ先物がマイナスに転じたほか、台湾や中国などのアジア株も軟調なことから、一時27385.03円まで下落幅を広げる場面が見られた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1800に達し、全体の8割超を占めた。セクター別では、パルプ紙が2.35%と大きく上昇したほか、ゴム製品、その他金融、食料品など6業種がしっかり。一方、精密機器が3.77%、情報通信が3.65%、電気機器が2.39%、サービスが2.38%、その他製品が2.33%、鉱業が2.31%下落するなど27業種が値下がりした。指数インパクトの大きいところでは、7&iHD<3382>、花王<4452>、丸井G<8252>、旭化成<3407>がしっかり。半面、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ネクソン<3659>、アドバンテス<6857>などが下落し、ソフトバンクGとファーストリテの2銘柄で日経平均を約256円押し下げた。 米国のインフレ懸念を映して、リスク回避の流れが波及。朝方から売りが優勢となった。また、FRB高官が物価上昇は一時的という態度を変えておらず、市場関係者の間では、インフレ加速への対応が後手に回り、世界的な景気回復傾向に水を差すことになるのではないかとの見方もあって、このところ堅調に推移していたハイテクなどグロース株を中心に値を消す銘柄が増加するなど、終日リスク回避の動きが強まっていた。 米国のインフレ懸念が数カ月間程度続く可能性が高いとの見方が大半を占めている。ただ、米当局はテーパリングに向けた議論を年内に活発化させる可能性も想定され、インフレに伴う金利上昇を背景にした世界的な株安連鎖への警戒感が東京市場にも伝播してくるとみている。このため、米経済統計と金利の動向には引き続き警戒する必要があるようだ。 《FA》
関連銘柄 9件
2,206
3/29 15:00
+6(%)
時価総額 5,866,473百万円
国内流通グループ最大手。国内外のコンビニエンスストアを中核に、スーパーや外食、金融事業を展開。国内コンビニエンスストア事業は堅調。人流回復や販促施策が奏功し、既存店売上が増加。24.2期3Qは営業増益。 記:2024/01/27
3407 東証プライム
1,112
3/29 15:00
+5(%)
時価総額 1,550,052百万円
総合化学大手。マテリアル、住宅、ヘルスケアの領域で事業展開。住宅部門は堅調。建築請負部門は伸び悩むが、不動産部門等がカバー。クリティカルケア事業ではAEDの販売量が増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/11
3659 東証プライム
2,510
3/29 15:00
±0(%)
時価総額 2,173,341百万円
PCオンラインゲームやモバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。運営型アクションゲーム投入で欧米開拓。韓国好調で、3Q累計は営業増益。 記:2024/02/09
4452 東証プライム
5,638
3/29 15:00
-18(%)
時価総額 2,678,050百万円
トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
6857 東証プライム
6,819
3/29 15:00
+124(%)
時価総額 5,224,506百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
8035 東証プライム
39,570
3/29 15:00
+310(%)
時価総額 18,662,518百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8252 東証プライム
2,445.5
3/29 15:00
+25(%)
時価総額 510,278百万円
首都圏でファッションビルを運営。「エポスカード」などフィンテック領域が収益源。従来の百貨店型から不動産賃貸契約のショッピングセンター型に転換。フィンテックが3四半期ぶりに増益となり、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/28
9983 東証プライム
47,140
3/29 15:00
+430(%)
時価総額 15,000,938百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,962
3/29 15:00
±0(%)
時価総額 15,441,114百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10