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米低金利の長期化観測を背景にした買いが先行【クロージング】

2021/5/10 16:15 FISCO
*16:15JST 米低金利の長期化観測を背景にした買いが先行【クロージング】 10日の日経平均は3営業日続伸。160.52円高の29518.34円(出来高概算11億2670万株)で取引を終えた。米国の低金利長期化への思惑を映した前週末の米国株高を受けて、ハイテク関連株など値がさ株などを中心に買いが先行。一時29685.41円と取引時間中としては4月19日以来、約3週間ぶりの高値水準まで上昇した。ただ、本格化する国内主要企業の決算内容を見極めたいとの思惑などもあり、買い一巡後は模様眺め気分が広がった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1400を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、鉄鋼、石油石炭、非鉄金属など27業種が上昇。一方、海運、小売、金属製品、空運など6業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>、テルモ<4543>が堅調。半面、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、7&iHD<3382>、日ハム<2282>が軟化し た。 前週末発表の米雇用統計が市場予想を大幅に下回り、金融緩和や財政刺激による景気の後押しがしばらく続くとの観測が強まった流れが東京市場にも波及。過熱せず冷めすぎてもいない適温相場になるとの見方が強まり、当面の株式市場を下支える可能性が出てきている。こうした流れを受けて鉄鋼、非鉄などの景気敏感株に物色の矛先が向かった。また、米パイプラインの停止を受けて、原油市況が上昇したことを背景に石油石炭も大きく値を上げたことなどが目立っていた。 今週は12日の取引時間中にトヨタ<7203>、取引終了後にはソフトバンクGの決算発表が予定されるなど企業の決算発表がピークを迎える。関係者からは、これまでの決算をみてみると、グロース系を中心に期待の高かった銘柄が売られる傾向が多いだけに、トヨタやソフトバンクGの決算を受けた株価の反応を見極めたいとの指摘が聞かれた。また、国内では新型コロナウイルスの新規感染者数の増加傾向に歯止めがかかっていないだけに、景気の先行きに対する懸念が拭えないだけに、積極的に買い上がるのも難しく、目先は決算を受けた個別物色の動きが一段と強まりそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
2282 東証プライム
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時価総額 516,751百万円
食肉・食肉加工品で国内首位。水産事業や乳製品事業、健康食品事業、ボールパーク事業等も手掛ける。加工事業本部ではシャウエッセンが回復傾向。食肉事業本部では外食向け販売が伸びる。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/03/04
2413 東証プライム
1,679.5
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日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
2,024
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時価総額 5,382,476百万円
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4543 東証プライム
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医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
24,860
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+410(%)
時価総額 7,286,814百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
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+133(%)
時価総額 4,030,049百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
3,389
5/14 15:00
+23(%)
時価総額 55,291,491百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
9983 東証プライム
40,700
5/14 15:00
+60(%)
時価総額 12,951,595百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,347
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+347(%)
時価総額 14,381,497百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10