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個人投資家・有限亭玉介:パワー半導体関連が強力トレンド化か【FISCOソーシャルレポーター】

2021/5/1 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:パワー半導体関連が強力トレンド化か【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2021年4月26日10時に執筆 依然として世界各国で半導体の供給不足が続いております。次世代自動車や最先端デバイスに求められるような、より精度の高い半導体の研究開発も進められているようです。 改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 これからEVや6Gに始まり、国防など安全保障の面でも半導体の性能は国家の存続を左右させる代物と言えるかもしれません。半導体の需要は世界中で高まっており、やはりEVの中核部品であるパワー半導体の重要度がとりわけ高いように思えますな。 世界中がパワー半導体の研究でしのぎを削る中、4月20日に佐賀大学理工学部の嘉数教授が人工ダイヤモンドを使ったパワー半導体の開発に成功したと発表しました。これまで理論値より電流値が極めて低かった事が課題となっていましたが、従来とは異なる電気伝導の構造を考案した結果、世界最高水準の出力電力を得られたとの事です。 嘉数教授は「5年以内に量産化できるように進め、日本を再び半導体大国にしたい」と語っており、このパワー半導体をキッカケに日本はまた独自の技術を手に入れたと言えそうです。このような重要な技術には、政府も率先して支援して頂きたいもんです。 半導体業界はテクノロジーの進化と供に発展していく産業とも言えるでしょう。それ故に変化に適応できず成長に取り残されるような企業は衰退する可能性もあります。トレンドに乗っかっているだけの企業でなく、実力がある企業か否かチェックするべきです。 さて、前述したとおり人工ダイヤを使ったパワー半導体の開発成功によって関連株が思惑から物色されました。今回はシリコンの代わりに人工ダイヤを使ったパワー半導体でしたが、これから他の素材でも成果が出る事を楽しみにしたいです。 パワー半導体関連ではローム<6963>が2月1日に今期の業績を上方修正しました。EVや先進運転支援システム(ADAS)関連が堅調で、チャート(日足)も75日線を下値に底堅く推移しております。 半導体モジュールや電源デバイスを手掛け金属表面処理用電源では国内シェア首位を誇る三社電機製作所<6882>も、パワー半導体分野ではパナソニックと共同開発していた経緯があり技術力はお墨付きのようですな。 パワー半導体の製造販売を手掛けるトレックス・セミコンダクター<6616>も2月12日に上方修正を発表しております。チャート(日足)は上昇トレンドを描いて年初来高値を更新した模様。小型株ながら人工ダイヤモンドの製造販売を手掛ける住石HD<1514>は前述した嘉数教授の報道後、思惑から急動意する結果となりました。 半導体シリコンウェーハの再生加工を手掛けるRS Technologies<3445>も4月に入り年初来高値を更新しました。12インチの再生ウェーハで世界シェア首位である事も同社の強みとなっています。 最後はレーザー核融合技術が新たな発電技術として注目される浜松ホトニクス<6965>です。X線CT向けのシリコンフォトダイオードの売上げが伸長しており、半導体関連としても要チェックです。業績も好調で、自動運転に欠かせないLiDAR 関連としてもEVや半導体で幅広いテーマ性で買われる可能性もあるか…。中長期で監視しておきたい銘柄です。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《RS》
関連銘柄 6件
1514 東証スタンダード
1,236
5/2 15:00
-31(%)
時価総額 72,792百万円
石炭の輸入販売が主力。人工ダイヤの製造や砕石の採取も。24.3期3Q累計は石炭販売が低調。スマホ・HDD市場向け製品も冴えず。だが砕石好調。豪州出資先炭鉱からの受取配当金も大幅増に。通期増益・増配を計画。 記:2024/02/08
3,190
5/2 15:00
+15(%)
時価総額 82,481百万円
半導体製造工程で使う再生ウエハで世界トップ。新品ウエハの生産も。24.12期は上期低調も下期の回復を想定し、最高業績更新を計画。中計では26.12期に営業益168億円を目指す。次世代電池用の電解液に参入。 記:2024/04/11
1,776
5/2 15:00
-6(%)
時価総額 20,520百万円
電源用ICメーカー。超小型で低消費電力、低ノイズのアナログ電源ICやディスクリート製品を提供する。車載向けや産業機器向けに強みを持つ。今期3Q累計は半導体市場の低迷が影響した。アジア向けも足踏みとなった。 記:2024/03/09
6882 東証スタンダード
1,488
5/2 15:00
-21(%)
時価総額 22,246百万円
パワーエレクトロニクスメーカー。電源機器とパワー半導体が主力。金属表面処理用電源と太陽光発電の接続箱用半導体で国内シェアトップ。今上期は半導体の旺盛な需要を追い風にパワーモジュールが増加。電源機器も増加。 記:2024/01/15
6963 東証プライム
2,246
5/2 15:00
-59.5(%)
時価総額 925,352百万円
カスタムLSI首位。小信号トランジスタやダイオードも首位級。パワーマネジメント系アナログ技術に実績。発光ダイオードや半導体レーザーは民生機器市場向け中心に伸び悩む。販管費増。24.3期2Qは業績足踏み。 記:2024/01/16
6965 東証プライム
5,720
5/2 15:00
-47(%)
時価総額 944,103百万円
大手光電子部品メーカー。光電子増倍管やフォトダイオード等の光センサ、レーザやLED等の光源を開発、製造。24.9期1Qは電子管事業が増収。学術向け光電子増倍管が売上増。半導体故障解析装置は海外中心に好調。 記:2024/02/24